大阪桐蔭 記録的大勝から一夜明けても「力が足りない」 休養日で準決勝へ向け練習

[ 2022年3月29日 18:51 ]

実戦形式の練習をする大阪桐蔭の選手たち(代表撮影)=大阪府大東市
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 第94回選抜高校野球大会の29日は休養日。準々決勝の市和歌山戦で1試合6本塁打の記録的大勝を収めた大阪桐蔭は、あす30日の国学院久我山(東京)との準決勝へ向け大阪府大東市内で練習。星子天真主将(3年)は「昨日の打撃を悪い方ではなく、良い方向に向けている。“叩けば甲子園では入りやすい”と西谷先生に言われていたので、それを実戦できたのが昨日。過信ではなく自信になった」とチーム状態に手応えを口にしたが「力が足りないことはわかっている。勘違いしている選手は一人もいない。浮かれることなく今一度気を引き締め直そうと(ナインに)伝えた」と一切の隙を見せないつもりだ。

 過去3度の選抜Vと比較しても「現時点では力がない」と西谷浩一監督は話すが「一つ上の学年の実力に阻まれてなかなか試合に出られず去年もアルプスで応援した者が多かったので、甲子園でやりたいという欲、貪欲さ、一生懸命さは持っている」と戦いぶりを評価。「いいことばかりを考えず、相手よりも1点勝ればいい。粘って粘って粘り抜きたい」と4年ぶりの頂点へ一戦必勝を誓った。

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2022年3月29日のニュース