10K好投の巨人・戸郷と一問一答「村上さんには去年あれだけ打たれたので」 主砲を3打席連続三振斬り

[ 2022年3月29日 21:57 ]

セ・リーグ   巨人5―3ヤクルト ( 2022年3月29日    神宮 )

<ヤ・巨(1)>勝利投手の戸郷(右)をグータッチで迎える原監督(撮影・村上 大輔)
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 巨人の戸郷翔征投手(21)が開幕4戦目となったヤクルト戦(神宮)で今季初登板初先発。7回で114球を投げ、自己最多にあと1と迫る10奪三振の6安打2失点と好投し、今季初勝利をマークした。昨季セ・リーグMVPの村上宗隆内野手(22)を3打席連続三振に仕留めるなど、クリーンアップ3人から7奪三振という力投だった。

 戸郷との一問一答は以下の通り。

 ――投球を振り返って

 「一番は粘り強く投げられたのでそこは良かったかなと。でも7回、あの1点取られたので、もっといい形でゲームをつくれたんじゃないかなと。あそこで取られなければ。もうちょっと慎重になれたら良かったなと思いますけど」

 ――初回2人で1点を取られて、そこからはどう切り替えたのか

 「初回立ち上がり悪かったですし、去年もそういうのがあったので、なんとか1点に抑えるためやろうと思った。そこができて良かった」

 ――3、4番を完璧に抑えた

 「やっぱり村上さんには去年あれだけ打たれたので、あそこ中心に抑えようと思ったので。3三振取れましたし、いい配球ができたんじゃないかなと。今後に生きるんじゃないかなと思います」

 ――オフのトークショーで村上選手が苦手と。対戦するときは意識するのか

 「いやぁ、やっぱりコースもきっちりいかないと打たれますし、そこの意識も強かったんじゃないかなと。でも楽しかったです今日、はい」

 ――前回も楽しめたのが良かったと言っていた

 「きょうも吹っ切れて、初回1点取られましたし、もうやるしかないなと思ったので。なんとか野手の方の援護があったので、粘り強く投げた結果が勝ちにつながったんじゃないかなと思います」

 ――ファーム落ちしたときに「考えすぎてしまった」と。一番大きな変化は

 「やっぱり2軍に落ちたことが一番変われたきっかけですし。強いボールをというか、思いきって投げようというのを意識してからは真っすぐもいき始めて、変化球も効き始めたので。そこが1つのターニングポイントかなと思います」

 ――結果が求められる中で考えすぎてしまった

 「それはありましたね。配球を考えたりだとか。真っすぐで押すところで押せなかったりとかそういうのがあったので。そこの改善をした結果がつながったんじゃないかなと思います」

 ――シンプルに自分のいいボールを投げるという考え

 「そうですね。そうなったので良かったです」

 ――その意識によって投球フォームも変わる?

 「そうです。ダイナミックなフォームとか、やっぱり考え過ぎちゃうと小さくなって、あのテークバックが小さくなったりとか、コントロールを意識しすぎて球がいかなくなったりとかがあったので。とりあえず勢いを直そう、取り戻そうということで取り組んできたので、桑田さんも良かったと言ってくれたのでまあ良かったですけどね」

 ――週初めに7回を投げたのは大きい

 「そうですね、やっぱりもう1回投げられたら。完投するくらいの気持ちじゃないとやっぱり6連戦が続きますし、毎週毎週僕がちょっと長いイニングを投げたら中継ぎの方の負担も減りますし、そこを意識しながら今日は入りました」

 ――大勢や山崎伊織、赤星など若手が出てきたことについて

 「やっぱりそういう人も出てきていますし、その中で僕自身も全て決まっているわけではないですし。いい危機感を持って後ろに押されるとちょっと嫌な気持ちもしますし、いい向上心を持てているんじゃないかなと思います」

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