ソフト・石川で開幕4連勝だ! 藤本監督みこしパフォーマンスのように不動貫き天敵ロッテ封じ

[ 2022年3月29日 05:30 ]

キャッチボールで調整する石川(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 ソフトバンクは29日、開幕4連勝をかけて敵地でロッテと対戦する。先発の石川柊太投手(30)は勝てば昨季開幕戦以来の同カードでの勝利となる。誓うは堂々としたマウンドさばき。開幕戦セレモニーで藤本博史監督(58)が見せたみこしパフォーマンスでの勇姿のように、何事にも動じずチームを勝利へと導くと誓った。

 石川は開幕セレモニーでの藤本監督から今季初マウンドに臨む姿勢を学んでいた。みこしに担がれて入場した指揮官は腕組みして不動を貫いた。「早くも年間MVPですね」と振り返り、「あれくらい堂々としたい。動揺しても悟られないマウンドさばきに日頃から気を付けてる。浮き沈みのない、どしっと構えたマウンドさばきを改めてしていきたいと思った」と話した。

 石川は昨季までファームを指導した藤本監督から独特の速い投球テンポを称賛され、自信を付けた。14日の投手練習では「まあ、石川が今季20勝ぐらいかな」と指揮官からみこしを担がれ、「ぐらいって(笑い)。目指せ20勝です!」と返した。今度は好投で恩返しする。

 昨季は自身初の開幕投手を務め、6勝(9敗)と白星は伸びなかったが、チームで唯一の規定投球回をクリアした。藤本監督から信頼を寄せられ、2カード目の初戦先発を託された。

 ロッテ戦には昨季6試合に登板し、1勝0敗、防御率3・67だった。唯一の勝利は3月26日の開幕戦。今年もシーズン初勝利を天敵を相手にマークするつもりだ。ただ、10月16日の昨季最後の対戦では山口、中村奨、レアードに1試合自己ワーストタイの3発を浴びている。「自分の中で縮こまらず、勝つと決めて投げるのは間違いない。ホームランを打たれない結果も大事だが、向かって行く強気はある」と攻めの姿勢を強調した。

 チームは開幕3連勝とスタートダッシュに成功した。連勝を止めたくないと逆にプレッシャーがかかるマウンドになるが、「気持ちは変えず」と冷静に話した。開幕セレモニーでの指揮官のように威風堂々したマウンドさばきで勝利をつかみに行く。(井上 満夫)

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月29日のニュース