松山英樹 3オーバー35位で11年連続の決勝へ「アンダーパーにしないとチャンスは来ない」

[ 2023年5月20日 09:39 ]

米男子ゴルフツアー 全米プロ選手権第2日 ( 2023年5月19日    ニューヨーク州 オークヒルCC=7394ヤード、パー70 )

松山英樹(AP)
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 前日に日没順延となった第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、6打差38位から第2Rをスタートした松山英樹(31=LEXUS)は2バーディー、3ボギーの71で回り、通算3オーバーの35位となった。首位とは8打差。通算5アンダーの首位にはスコッティ・シェフラー(26=米国)ら3選手が並んでいる。

 アンダーパーとなる60台を出すことはできなかったが、これで11年連続11度目の決勝進出となった。松山は中継局のインタビューに応じ、「ティーショットとパッティングがこの状態で、良く3オーバーでまとめられたなと。今日の前半の感じだったら、もう少しスコアを伸ばせるかなという雰囲気は少し出たので良かったです」と穏やかな表情で語った。

 ティーショットの精度に苦しんだ初日から一転、2バーディーを先行させた。13番のパー5では残り66ヤードの3打目を2メートル強につけ、距離の短い14番パー4では2打目をしっかりとピンに絡めた。

 だが、ティーショットを右のラフに入れた16番でボギーを叩くなど、長く密集度の高いラフにつかまるとさすがの松山も苦しんだ。後半3番でボギーを叩くと、6番ではティーショットを左のラフに入れてスコアを落とした。

 この日に向けて、変化を出したと明かす。「スイング自体も少し変えましたし、クラブもまた変えてしまったので、このままいこうかなと思います」。フェアウエーキープ率は50%。懸命の調整で前日よりは安定したものの、やや強くなった風と難易度の高い設定にスコアは伸ばせなかった。

 ムービングデーと呼ばれる第3R。現地は雨と強風が予想されている。「天気が崩れたことでスコアが出るのか、出ないのかは分からないですけど。アンダーパーにしないとチャンスは来ないと思う。まずグリーンやコースコンディションを早く、しっかりとつかむことができればいいなと思っています」と力を込めた。

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