蝉川が1打差2位で最終日へ「明日は後悔のない1打1打を打ちたい」 ゴルフパートナー・プロアマ

[ 2023年5月20日 16:56 ]

男子ゴルフツアー ゴルフパートナー・プロアマ第3日 ( 2023年5月20日    茨城県 取手国際GC東C=6804ヤード、パー70 )

<ゴルフパートナープロアマ・3日目>10番、セカンドショットを放ち笑みを浮かべる蝉川(撮影・藤山 由理)
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 ツアー3勝の蝉川泰果(22=フリー)が1イーグル、5バーディー、1ボギーの64をマークし、通算18アンダーに伸ばした。首位と1打差の2位は変わらず、最終日に逆転で4月の関西オープンに続く今季2勝目を狙う。

 最終組でパグンサンとバーディー合戦を演じた。3番パー4でティーショットをグリーン手前に運び、4メートルを沈めると、続く4番も4メートルのフックラインを読み切り連続バーディー。パグンサンをかわし一時は単独首位に立った。

 その後、7番から4連続バーディーを奪い再び首位に立ったパグンサンを必死で追いかける。10番パー5で、残り196ヤードの右ラフから7Iで4メートルに2オンしてイーグル。13、16番でも伸ばした。

 しかし、首位に並んで迎えた18番でボギーを叩き陥落。蝉川は「自分が良いプレーしないと追いつけないなという雰囲気だったので、ベストのプレーをすることを考えていた」と振り返った。

 ケガしない強靱な肉体と飛距離アップを求めて大会中もトレーニングに励んでいる。前日もラウンド後にジムで約1時間、筋力トレーニングをこなした。

 蝉川は「これだけ(体に)衝撃が加わるようなショットを打っていると、あばら骨を骨折する人もいると聞く。練習量も比較的人より多いので、それに耐える体をつくっている。強くなればケガしないし、強くなれば飛ぶ。いろんなメリットがある」とその効果を説明する。この日は筋肉痛を感じながらラウンドしたが、スイングの迫力は抜群だった。

 週明けの22日には茨城県内で開催される全米オープン最終予選に出場する。1日36ホールを回る過酷な戦いが待っている。

 蝉川は「良い結果で行けるかで気分的にも違う。納得した結果を出せなかったら引きずるので、明日は後悔のない1打1打を打てればと思う」と優勝を手土産に臨むつもりだ。

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