豪ノ山が7連勝で新入幕王手 大学時代から苦手だった欧勝馬に完勝「自分の相撲で勝てて自信になる」

[ 2023年5月20日 20:42 ]

大相撲夏場所7日目 ( 2023年5月20日    東京・両国国技館 )

<夏場所7日目>欧勝馬(手前)を攻め込む豪ノ山(撮影・河野 光希)
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 十両・豪ノ山(25=武隈部屋)が欧勝馬(26=鳴戸部屋)を下して初日から7連勝とした。

 頭で激しく当たり合うと、突っ張ってからもろハズで一気に前に出て一方的に押し出し。「自分の当たりでハズに入って持っていけたので良かったと思います」と完璧な内容に充実の表情を見せた。

 場所直前には、時津風部屋に出稽古して関脇・霧馬山(26=陸奥部屋)や小結・正代(31=時津風部屋)らの胸も借りた。「三役の稽古に混ぜてもらって、上位陣の緊張感や稽古に対する姿勢、雰囲気を感じることができて勉強になりました」。4関脇が集結する豪華な稽古を間近で見ることで、学ぶことも多かった。

 この両者は同学年で、20年の全国学生選手権決勝で戦った間柄。その時は日体大のデルゲルバヤル(欧勝馬)が中大の西川登輝(豪ノ山)に勝って学生横綱を獲得した。大学時代は6回対戦して豪ノ山の1勝5敗。大相撲の舞台でも初対戦から3連敗していたが、今年の春場所からは豪ノ山が2連勝。「苦手な相手に自分の相撲を取れて勝てているのは自信になる」。ここ数場所での成長を実感した。

 東十両筆頭で7戦全勝。早くも勝ち越しと新入幕へ王手をかけた。「意識せず一番一番と考えてやっています。自分の相撲が取れているので、集中していければと思います」。幕内の座は、もう目の前まで来ている。

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