大波3兄弟の長男・若隆元が幕下で4連勝 今場所から若元春の付け人に 目指すは悲願の新十両

[ 2023年5月20日 15:14 ]

大相撲夏場所7日目 ( 2023年5月20日    東京・両国国技館 )

<夏場所7日目>竜勢(左)を突き落としで破る若隆元(撮影・村上 大輔)
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 大波3兄弟の長男の幕下・若隆元(31=荒汐部屋)が竜勢(36=伊勢ノ海部屋)を下して4連勝で勝ち越しを決めた。

 先に左上手を取られて攻め込まれたが、土俵際逆転の左突き落とし。「立ち合いが全然ダメでした」と納得の内容ではなかったが白星につなげた。

 先場所までは三男・若隆景(28)の付け人を務めていたが、今場所からは次男・若元春(29)の付け人に。「リズムとか(取組への)持っていき方が全然違うので」と2人の性格の違いをよく知っているからこそ、しっかり対応できている。右膝の大ケガで長期離脱中の三男と、新関脇でここまで5勝1敗と活躍する次男。2人の弟の存在が力になっている。「若元春は(部屋頭として)後輩に積極的に声をかけている。若隆景もリハビリを頑張っているので」。長男も負けじと、活躍することで2人に力を与える。

 次男の若元春は「弟が不在の間に番付転落しないように」と関脇の地位を守ることを誓っていた。31歳の長兄は、その間に悲願の新十両を決めたいところだ。

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