西村優菜が暫定3位に急浮上　5連続バーディーで猛チャージ「まさかここまで来れるとは」

女子ゴルフツアー　ブリヂストン・レディース第3日 （ 2023年5月20日    中京GC石野C＝6573ヤード、パー71 ）

＜ブリヂストンレディス・第3日＞第2R・14番、セカンドショットを放った西村優菜はチップインイーグルに満面の笑顔（撮影・井垣　忠夫）
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　前日に降雨によるコンディション不良でサスペンデッドとなっていた第2ラウンドの残りと第3ラウンドが20日に行われた。西村優菜（22＝スターツ）は第2ラウンドを70で終え、第3ラウンドで9バーディー、1ボギーの63と好スコアをマーク。27位から暫定3位に急浮上した。

　猛チャージで一気にV戦線に加わった。この日は、第2ラウンドの残りを午前6時42分から再開。流れが変わったのは14番パー4だった。2打目は残り145ヤード（実測）で7Iを選択。ピン手前5メートルに落ちると、流れるようにカップに吸い込まれた。「良いショットだったんですけど、ラッキーで入ってくれた。そこから流れをつかめた」。ギャラリーの大歓声を浴びた西村は清々しい表情だった。

　第3ラウンドに入っても、勢いはどんどん加速。前半を2つ伸ばして折り返すと、後半は5連続バーディーを含む、怒濤（どとう）のバーディーラッシュでリーダーボードを駆け上がった。後半は、驚異の10パットでパー35での9ホールのツアー最少記録に並ぶ「29」をマーク。「淡々とプレーできた。まさかここまで来れるとは思っていなかった」と嬉しそうに振り返った。

　前週の米ツアーに参戦していたため、今大会はハードスケジュールの中で強行出場を決めた。この日も、大勢のギャラリーを引き連れプレー。「応援の力は大きいですね。本当に久々にギャラリーがたくさんいるところでプレーできて本当に凄いしあわせ。やっぱり日本は恵まれているなと思いますね」と目を細めた。