川副が幕下筆頭で3勝目「毎日必死。自分が弱音吐いてる場合じゃない」痛みをこらえ、新十両へ前進

[ 2023年5月20日 15:54 ]

大相撲夏場所7日目 ( 2023年5月20日    東京・両国国技館 )

<夏場所7日目>徳勝龍(左)を寄り切りで破る川副(撮影・河野 光希)
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 一昨年の学生横綱で身長1メートル67の幕下・川副(24=宮城野部屋)が元幕内の徳勝龍(36=木瀬部屋)を下して3勝1敗とした。

 立ち合いからうまく二本差した川副が先に攻め込んでいき、徳勝龍の左小手投げをこらえて寄り切った。「(土俵際の)突き落としとかうまい人なので、そこをしっかり警戒しながら攻めました」。攻めの気持ちが白星につながった。受けに回ることなく攻め続けたことで「次につながる相撲になったと思います」と好感触を得た。

 場所前に左足を負傷。毎日痛み止めを打つなどケアしながらの日々。「毎日必死ですね。みんなケガしてますし、自分が弱音吐いてる場合じゃないので」と気迫で土俵を務めている。

 新十両昇進チャンスの西幕下筆頭で勝ち越し王手。「そういうのは考えないで、あと3番勝つつもりで先を見ずに目の前の一番に集中したい」。幕下15枚目格付け出しデビューから5場所目、ついに関取の座が見えてきた。

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