十両・落合が7連勝で勝ち越し王手 精神的な疲れ感じながらも「国技館に着いたらプロとしての気持ちに」

[ 2023年5月20日 20:39 ]

大相撲夏場所7日目 ( 2023年5月20日    東京・両国国技館 )

<夏場所7日目>貴健斗(右)を突き落としで破った落合(撮影・村上 大輔)
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 十両2場所目の落合(19=宮城野部屋)が鳥取城北高の8年先輩にあたる貴健斗(27=常盤山部屋)を破って初日から7連勝で早くも勝ち越しに王手をかけた。

 立ち合い頭で激しく当たり合うと、貴健斗の馬力に土俵際まで押し込まれたが、左を差してなんとか残して土俵中央へ。互いにまわしが引けない状態から、落合が右からおっつけて攻め込んでおいての右突き落としを決めた。「(相手の)突き放しが強くてああいう展開になった。必死で残せました。相手も苦しい体勢だったのでお互い我慢比べでした」。辛抱強く白星をつかみ取った。

 場所前に痛めた左肩に不安を抱きながらも、十両2場所目ながらここまで7戦全勝と強さを存分に発揮している“令和の怪物”。「疲れは毎日ありますけど、その日のうちにしっかりケアしている。国技館に着いたらプロとしての気持ちになる」と弱音は一切吐かない。「常に張り詰めた空気の中で土俵に上がるので心理的に疲れているが、部屋で兄弟子と話をするのが精神的なケアになっている」。新十両だった先場所は、15日間取り切る大変さを痛感していた19歳。今場所は精神面でも成長した姿を見せていく。

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