埼玉が王座陥落 SO松田は涙「責任を感じる」ラグビーリーグワン決勝

[ 2023年5月20日 21:10 ]

ラグビーリーグワン プレーオフトーナメント決勝   埼玉15―17東京ベイ ( 2023年5月20日    東京・国立競技場 )

<埼玉・東京ベイ>東京ベイに破れ、肩を落とす松田(中央)ら埼玉フィフティーン(撮影・吉田 剛)
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 前身のトップリーグ時代からの3連覇を目指した埼玉だが、東京ベイに敗れて王座陥落。ロビー・ディーンズ監督は試合後会見冒頭で「あまり(試合を)振り返りたくない」と表情を硬くした後、「大きな試合ではベストコンディションである必要があるが、今日はベストではなかった」と声を沈めた。

 試合序盤から、王者らしくないミスやペナルティーが重なった。遠因になったとみられるのが、前半2分ごろのディフェンスシーン。SO松田がファーストタックルに入った際、頭部付近を強打。検査対象とならなかったものの、前半11分に正面のショットを外し、ダイレクトタッチも犯すなど、らしくないプレーが続いた。

 松田本人は「自分は大丈夫だと思っていた。記憶もちゃんとある」というが、試合中に他の選手から「いつもと違う」と指摘されていたという。それでも後半15分に交代するまで、昨季は左膝の故障で決勝の舞台に立てなかった悔しさも胸にプレー。わずか2点差で頂点に届かず、「勝利に導けず、責任を感じる」と涙した。

 敗れはしたものの2点差に食らい付き、リーグの盟主として今季も盛り上げた。「うちはいいラグビーをする。ただ今日は負けた。自信は失っていない」と坂手主将。誇りを胸に、来季は王座奪還を目指す。

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