野中 ボルダリング女子W杯最終戦3位で年間総合2位「濃いシーズンだった」

[ 2022年6月26日 05:00 ]

女子決勝で第4課題を完登した野中
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 スポーツクライミングのW杯は24日、オーストリア・インスブルックでボルダリングの最終第6戦が行われ、女子決勝で東京五輪銀メダルの野中生萌は全4課題(コース)のうち2つを完登して3位に入り、年間総合2位となった。20歳の伊藤ふたば(TEAM au)は1完登で4位。W杯で初めて決勝に進んだ19歳の菊地咲希(日新火災)は6位だった。既に総合優勝を決めていたナタリア・グロスマン(米国)が4完登し、今季5勝目を挙げた。

 野中は最後の第4課題を完登して表彰台を手繰り寄せ、五輪メダリストの底力を示した。難関はゾーン(中間点)付近から、遠い位置にあるゴールのホールド(突起物)を一気につかみにいく動き。最初のトライでは失敗したが、2度目は右腕を伸ばしてがっちりとホールドを捉えた。開幕戦での予選落ちから立て直して総合2位。「何が駄目だったかよく考え、修正した。勉強になったし、濃いシーズンだった」と納得の表情を浮かべた。

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2022年6月26日のニュース