×

32歳かつてのギャルファー キンクミ2差2位浮上、最長ブランク11年ぶりVへ「少し強くいきたい」

[ 2022年6月26日 05:15 ]

女子ゴルフツアー アース・モンダミン・カップ第3日 ( 2022年6月25日    千葉県 カメリアヒルズCC=6639ヤード、パー72 )

9番、バーディーを決め笑顔を見せる金田(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 9位から出た金田久美子(32=スタンレー電気)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算5アンダーで首位と2打差の2位に浮上した。12番でチップインバーディーを奪うなど強風の中、この日のベストスコアをマーク。11年4月フジサンケイ・レディース以来、11年63日ぶりとなるツアー制施行後(88年)の最長ブランク優勝を目指す。ささきしょうこ(26=日本触媒)が通算7アンダーで単独首位を守った。

 目にも鮮やかな白のウエア、デコルテ部分(鎖骨付近)はシースルーの金田がグリーン周りでも華やかさを魅せた。3つスコアを伸ばして迎えた12番。グリーン手前20ヤードから58度のウエッジでチップインバーディー。「60台で回れたので大満足!風対策は無理しないこと。シースルー?暑さ対策!」。会見もらしさが全開だった。

 強風の中、圧巻の精度を見せたショット。その極意は「ハーフスイング」だ。腰痛に苦しんだ昨年からフルスイングできず7、8割でスイングするようになった。先週、腰痛が改善し、満を持してフルスイングに戻すと左へのミスショットを連発、再びコントロール重視のスイングに戻した。ミスショットは減り「ケガの功名」と笑わせた。

 賞金総額3億円のビッグトーナメント。「ここは100ヤード以内が多い」と幼少期から愛用する54度のウエッジを52度に替え、90ヤード付近の精度を求めた。日頃、クラブは替えない。変化して失敗し後悔するのが嫌だから。「勇気を持って初めて替えた」。開幕前日の決断だった。8番でイメージ通りのアプローチを見せるなど効果はテキメンだった。

 かつて史上最年少の12歳9カ月で国内ツアー予選を通過した天才少女。そんな金田も32歳。トレーニングも飛距離アップより腰痛を予防する体幹が中心になった。ゴルフ嫌いを公言した時期もあるが、近年はシードを失い、20年からは下部ツアーにも出場する。だからこそゴルフができる喜びを感じる。「前は本当にしんどかった。今はゴルフが楽しい」と目を輝かす。

 茶髪にへそピアスで自身を「ギャルファー」と呼んだのも今は昔。それでも首位と2打差で迎える最終日へ、32歳の金田は「昔のイケイケ、強気な部分が抜けてる気がするので少し強くいきたい」と目の色を変えた。史上最長ブランク(11年63日ぶり)を経てツアー2勝目へ。かつての天才少女が再び天下を獲る。

 ≪ツアー制度後では中嶋千尋の9年297日が最長≫JLPGAによると記録が残る日本人選手のブランク優勝の最長記録は、池渕富子で85年富士通レディース→97年ヤクルト・レディースの11年210日。88年のツアー制度施行後では中嶋千尋で88年ダンロップ・レディース→98年健勝苑レディース道後の9年297日が最長記録。今回、金田久美子が優勝すれば11年4月24日の初優勝から11年63日ぶりとなり、ツアー制度施行後では史上最長ブランクを更新する。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2022年6月26日のニュース