男子81キロ級・永瀬は3位 東京五輪金から初の国際大会 柔道GSウランバートル大会

[ 2022年6月26日 05:00 ]

男子81キロ級で3位の永瀬=右端(国際柔道連盟提供)
Photo By 共同

 柔道のグランドスラム・ウランバートル大会第2日は、男女計4階級が25日に行われ、男子81キロ級で東京五輪金メダルの永瀬貴規(旭化成)は3位だった。準々決勝で韓国選手に優勢で敗れ、敗者復活戦を制して臨んだロシア選手との3位決定戦は一本勝ちした。世界選手権(10月、タシケント)同級代表の永瀬は五輪後で初の国際大会。女子は63キロ級の鍋倉那美(了徳寺大職)が決勝でイスラエル選手に優勢勝ちして優勝。70キロ級で昨年世界選手権2位の大野陽子(コマツ)は東京五輪3位でロシアのマディナ・タイマゾワとの決勝で一本負けした。

 男子81キロ級の永瀬は準々決勝で20歳の韓国選手の勢いにのみ込まれた。相手の積極的な技出しに序盤から劣勢で、残り約40秒で低い体勢からの背負い投げを食らい、技ありを許した。反撃をかわされ、試合終了の合図を聞くと畳に座り込んで肩を落とした。3位決定戦はロシアのフベツォフを堅実に抑え込んで完勝したが、2年後のパリ五輪に向け、変わりつつある世界の勢力図を実感する格好となった。

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2022年6月26日のニュース