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東葛ようやく“新リーグ初勝利”で1部残留に王手 レメキもご満悦「気持ちいい」

[ 2022年5月20日 23:10 ]

ラグビーリーグワン1、2部入れ替え戦第1戦   東葛33―10三重 ( 2022年5月20日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<東葛・三重>後半、トライを奪った東葛のフランカー、マシヴォウ(左)
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 1部最下位(12位)の東葛(旧NEC)が2部2位の三重(旧ホンダ)を33―10で下して先勝し、残留に王手をかけた。2試合制の最終戦は27日に大阪・花園ラグビー場で行われる。

 勝利の味は格別だった。ゲーム主将を務めたCTBレメキ・ロマノラヴァは記者会見で「NECに来て初勝利はうれしい。勝つのは気持ちいいね」と満面の笑み。最終戦の結果によっては降格の可能性があるものの、レギュラーシーズンでの2勝が新型コロナの影響による不戦勝だった東葛にとって、実戦では新リーグになって初勝利。ロバート・テイラー・ヘッドコーチも「試合内容も、しっかりと準備してきたものが出せた」とうなづいた。

 前半は7分にWTB後藤輝也が個人技で60メートル超を突破し先制トライ。ゴール前のセットプレーでは決め手を欠くシーンもあったが、計4トライを奪いセーフティーリードを取った。後半はやや押され気味の時間帯もあったが、相手に1トライしか許さず逃げ切り。20年シーズンまで所属した古巣相手に「(研究されて)全然スペースがなかった」とノートライに終わったレメキも、「レギュラーシーズンは結果は付いてこなかったが、今日は(チームとして)いいパフォーマンスだった」と話した。

 新リーグ創設を機に元オーストラリア代表ヘッドコーチのマイケル・チェイカ氏(現在、アルゼンチン代表ヘッドコーチを兼務)を強化責任者に招き、レメキや元日本代表のSH田中史朗ら16人もの選手を開幕前に獲得した東葛だが、これがあだとなりチームとしての完成を見ないままシーズンイン。7点差以内の敗戦が4試合と善戦はあっても、ついに実戦未勝利でレギュラーシーズンを終えた。

 針路の定まらないチームを象徴するかのように、開幕戦ではSOで起用されるなど試合のたびにポジションが変わったレメキも「ほぼ毎週違うポジションだった。10番は前からやりたいと思っていたけど、実際にやるとめちゃ難しかった」と苦笑い。この日も本来のバックスリーではなくCTBでの先発だったが、80分間しっかり体を張り続けて勝利に貢献。「(シーズンを通じて)いい経験になった」と話しつつも、隣のテイラー・ヘッドコーチに向けて「でも来年は10番はなしでお願いします」と懇願した。

 ようやくチームとして歯車がかみ合い始めた東葛。残留を大きくたぐり寄せ、27日には最終戦を迎える。「(まずは)残留することが大事」と話したレメキも、「本当にみんな凄く仲のいいチーム。来年、再来年は強くなるよ」と宣言してみせた。

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