V争い序ノ口も大混戦!業師・山藤が足取りで風賢央破った 千秋楽4人で決定戦へ

[ 2022年5月20日 13:05 ]

大相撲夏場所13日目 ( 2022年5月20日    東京・両国国技館 )

<夏場所13日目>風賢央(右)を足取りで破る山藤(撮影・郡司 修)
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 今場所デビューした風賢央(22=押尾川部屋)が、勝てば序ノ口優勝が決まる一番で山藤(18=出羽海部屋)に足取りで敗れた。序ノ口の全勝がいなくなり、1敗で4人が並ぶ混戦となった。

 波乱を演出したのは80キロの小兵・山藤。今場所5日目には「たすき反り」の大技を決めた業師だ。9日目には立ち合いで潜って中に入る相撲で日大出身の実力者・日翔志(24=追手風部屋)を破っていた。この日も見事な奇襲。立ち合い潜って相手の右足を取ってそのまま一気に出て足取りを決めた。

 敗れた風賢央は「気負いすぎた。(相手が)潜ったり変化してきたりっていうのは頭にあって意識して取ろうと思ったけど食らってしまった。まだ優勝がなくなったわけではないので切り替えてやっていきたい」と悔やんだ。

 6勝1敗で風賢央、山藤、有瀬(22=時津風部屋)、丹治(15=荒汐部屋)の4人が並び、千秋楽の優勝決定戦で争われることに。初めて満員の国技館で相撲を取ることになるが、中大で実績を積んできた実力者の風賢央には自信がある。「緊張すると思うけど、自分が一番強いと思うので頑張っていきたい」。雪辱の序ノ口優勝へ力を込めた。

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