C・キム 逆転Vで賞金トップ「いい勢いがつく勝利」 1打差接戦制す

[ 2021年11月22日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ダンロップ・フェニックス最終日 ( 2021年11月21日    宮崎県 フェニックスCC=7042ヤード、パー71 )

ダンロップフェニックスで優勝し笑顔を見せるC・キム(撮影・西尾 大助)
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 3打差9位から出たチャン・キム(31=米国)が63をマークし、通算17アンダーで逆転優勝した。今季3勝目、ツアー通算7勝目。1打差の2位には首位から出た木下稜介(30=ハートランド)と片岡尚之(23=フリー)が続いた。賞金ランキングではチャン・キムが4位からトップに立ち、約1184万円差で木下稜が2位。前週まで賞金1位の金谷拓実(23=Yogibo)は31位に終わり、賞金3位に後退した。

 C・キムが9バーディー、1ボギーでこの日ベストの63で回り逆転勝利。首位タイで迎えた最終18番パー5でバーディーを奪い、1打差で接戦を制して「とてもうれしい」と喜んだ。午後1時から同7時までしか食事を取らないファスティングで、今年4月に112キロあった体重は97キロに。減量の効果で体の状態がいいという。賞金ランクでもトップに立ち、今季も残り2試合。「賞金王に向けていい勢いがつく勝利。今年こそはトップに立ちたい」と気合十分に言った。

 ≪木下稜惜敗…あと2戦必勝≫単独首位から67で回った木下稜は1打及ばず惜敗。首位と2打差で迎えた最終18番では8メートルのイーグルパットがカップに届かず、「1打届かずに悔しい」と唇をかんだ。賞金ランクは2位のままでトップのC・キムとの差は約1184万円。逆転での賞金王には望みをつないだ。「調子が悪いなりに最低限の2位で終われたのは自信になる。あと2戦で必ず優勝して賞金王になって、最後は笑って終わりたい」と今季残り2試合に視線を向けた。

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2021年11月22日のニュース