奈紗、首位タイ浮上で米賞金女王チャンス 後半は異次元29「自分でもびっくり」

[ 2021年11月22日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー CMEツアー選手権第3日 ( 2021年11月20日    フロリダ州 ティブロンGC=6556ヤード、パー72 )

第3ラウンド、プレーする畑岡(AP)
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 19位で出た畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)は終盤の5連続を含む8バーディー、ボギーなしでこの日ベストの64をマークし、通算14アンダーの202で世界ランキング1位のネリー・コルダ(23=米国)、同2位のコジニョン(26=韓国)、セリーヌ・ブティエ(28=フランス)と並んで首位に立った。笹生優花(20=ICTSI)は73と伸ばせず、通算4アンダーで40位に後退した。

 強い風の中、畑岡が異次元のゴルフを見せた。この日最少の64で回り「ショットの感触が良かったので、どんどんピンを攻めることができた」と語った。

 序盤はパーを重ねた。9番で1・5メートルを入れて「後半に向かっていい流れをつくれた」。10、12番でも伸ばし、14番からは怒とうの5連続バーディー。16番で4メートルを沈めて、17番はアプローチを1メートルに寄せ、最終18番は4メートルをねじ込み、後半は29で終えた。「気付いたら5連続だった。29は記憶にない。ハーフのベストかも知れない。自分でもびっくり」。フェアウエーキープ率100%、パーオン率94・4%とショットはほぼ完璧。合計28パットとグリーン上でも安定感が光った。

 今季の最終戦。現在賞金ランク5位ながら優勝賞金150万ドル(約1億7100万円)を獲得すれば、日本人では87年の岡本綾子以来2人目の賞金女王になる。今季3勝目が懸かる最終日は、首位で並ぶN・コルダ、高真栄と最終組で争う。シーズン最後のラウンドに向け「自分らしいプレーで終わりたい」と決意を口にした。

 ▼40位・笹生優花 風は強かったけれど、ティーショットは安定していた。でもパットが入らなかった。10番パー4は300ヤード以上あるのに、ドライバーでグリーンに乗った。良いショットだった。もう一日楽しんでゴルフがしたい。(4バーディー、3ボギー、1ダブルボギー)

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2021年11月22日のニュース