元お笑いコンビ「ブリリアン」のコージ・トクダ 来季も現役続行宣言「残りたい気持ちが強くなった」

[ 2021年11月22日 05:30 ]

社会人アメフト「X1エリア」リーグ戦   イコールワン福岡55―7電通 ( 2021年11月21日    博多の森陸上競技場 )

<イコールワン福岡SUNS・電通キャタピラーズ>ファンの前で昇格を報告するコージ・トクダ
Photo By スポニチ

 社会人アメリカンフットボール「X1エリア」の最終節の21日、イコールワン福岡がホームで電通に55―7で快勝し、5勝1敗で来季のX1スーパー昇格を決めた。九州のチームが最上位リーグに参戦するのは初めてとなる。元お笑いコンビ「ブリリアン」のコージ・トクダ(33)も守備の主力で活躍。タレント業と並行して来季も現役を続行することを宣言した。

 創部5年目でX1スーパー初昇格を決めた。雨が降る博多の森に、イコールワン福岡の選手たちの雄たけびがこだました。守備ラインで先発出場し、体を張って盛り立てた元お笑い芸人で現役タレントのコージ・トクダは「昇格は一つの目標だった。出し切れました」と喜んだ。「ブルゾンちえみ with B」でブレークしたお笑いコンビ「ブリリアン」を昨年解散し、11年ぶりに競技に復帰。タレントも東京で続け、週末に福岡に通って練習するハードなスケジュールをこなしてきた。今季限りでの引退も考えていたが「残りたい気持ちが強くなった」と現役続行を宣言した。

 3262人が詰めかけ、ホーム側を中心にチームカラーの赤に染まった。「試合前に涙が少し出たぐらいうれしかった」と選手兼任の吉野至監督。燃えない訳がなかった。第1Qから守備が相手パスをインターセプトし流れを引き寄せた。2Qに先制。以降は攻撃陣が電通を突き放した。

 アメフット“不毛の地”福岡が本拠地。チームは幅広く選手を受け入れ、競技の普及にも力を入れてきた。地元、九州の大学出身選手だけでなく、コージの法大時代の同級生でパナソニックなどで活躍した栗原嵩や、元DeNAの田村丈らを補強して話題も集めた。

 来季からは最高峰のリーグに臨む。試合後にファンの前でマイクを握ったコージは「X1スーパーでも伝説を残して暴れ回りたい」と誓った。

続きを表示

この記事のフォト

2021年11月22日のニュース