コルツのRBテイラーがチーム新記録の1試合5TD チーフスは4連勝 タイタンズは苦杯

[ 2021年11月22日 09:44 ]

ランとレシーブで計5TDをマークしたコルツのRBテイラー(AP)
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 NFLは21日、各地で第11週2日目の13試合を行い、コルツ(AFC南地区)は敵地オーチャードパーク(ニューヨーク州バファロー郊外)で地元のビルズ(AFC東地区)を41―15(前半24―7)で退けて6勝5敗。2季目のRBジョナサン・テイラー(22=178センチ、103キロ)が、32回のキャリーで185ヤードと4TD、さらにレシーブでの1つを加えてチーム新記録となる1試合5TDをマークしてチームの3連勝に貢献した。

 テイラーは前週まで故障離脱中のデリック・ヘンリー(27=タイタンズ)と並んでリーグ最多の937ヤードを走破しており、これで今季は1152ヤードをランで獲得。ドラフト2巡目(全体41番目)で指名されたルーキーシーズンの昨季は15試合で1169ヤードを走っていたが、今季は11試合ですでに1122ヤードを記録しており、チームは開幕3連敗を喫しながらAFC南地区で首位タイタンズに2ゲーム差まで詰め寄っている。

 ビルズはここ3試合で2敗目を喫して6勝4敗。この結果、19日に7勝目を挙げていたペイトリオッツがAFC東地区の単独首位に立った。

 タイタンズ(AFC南地区)は過去2季連続でリーディング・ラッシャーとなっているRBヘンリーを欠きながらも白星を2つ重ねていたが、地元ナッシュビル(テネシー州)で今季1勝しかしていなかったテキサンズに13―22(前半0―12)で敗れて8勝3敗。頼みのQBライアン・タネヒル(33)がインターセプトを4回喫し、チームのラン獲得はヘンリー1人の平均(117・1ヤード)におよばない103ヤードにとどまってチームの連勝は6で止まった。

 テキサンズは2勝8敗。開幕戦(対ジャガーズ)以来の白星で連敗を8をくい止めた。

 3季連続のスーパーボウル進出を狙うチーフス(AFC西地区)は地元カンザスシティー(ミズーリ州)で今季好調のカウボーイズ(NFC東地区)を19―9(前半16―3)で下して7勝4敗。今季リーグ2位の25TDをパスで獲得していたQBパトリック・マホームズ(26)は260ヤードを稼ぎながらもエンドゾーンで一度もターゲットをとらえることはなかったが、守備陣の健闘もあってロースコアながら逃げ切って4連勝を飾った。

 カウボーイズは前週まですべての試合で2TD以上をマークしていたが、この日の得点は3本のFGによるものでTDはなし。地区首位同士となった一戦をものにできず、今季の成績は7勝3敗となった。

 レイブンズはエースQBラマー・ジャクソン(24)を体調不良で欠きながらも敵地シカゴ(イリノイ州)でベアーズに16―13(前半6―0)で競り勝って7勝3敗。敗れたベアーズは5連敗となった。

 <第13週の結果>
 ▼18日
ペイトリオッツ(7勝4敗)25―0*ファルコンズ(4勝6敗)
 ▼21日
コルツ(6勝5敗)41―15*ビルズ(6勝4敗)
レイブンズ(7勝3敗)16―13*ベアーズ(3勝7敗)
*ブラウンズ(6勝5敗)13―10ライオンズ(1分け9敗)
テキサンズ(2勝8敗)22―13*タイタンズ(8勝3敗)
*バイキングス(5勝5敗)34―31パッカーズ(8勝3敗)
ドルフィンズ(4勝7敗)24―17*ジェッツ(2勝8敗)
*イーグルス(5勝6敗)40―29セインツ(5勝5敗)
ワシントン(4勝6敗)27―21*パンサーズ(5勝6敗)
49ers(5勝5敗)30―10*ジャガーズ(2勝8敗)
ベンガルズ(6勝4敗)32―13*レイダース(5勝5敗)
*チーフス(7勝4敗)19―9カウボーイズ(7勝3敗)
カージナルス(9勝2敗)23―13*シーホークス(3勝7敗)
*チャージャーズ(6勝4敗)41―37スティーラーズ(5勝1分け4敗)
 ▼22日(日本時間23日)
*バッカニアーズ(6勝3敗)―ジャイアンツ(3勝6敗)
 *はホームチーム

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