レイカーズのジェームズが退場処分 「ひじ打ち」を受けたピストンズのスチュワートは流血!

[ 2021年11月22日 11:39 ]

ピストンズ戦の第3Qに退場処分となったレイカーズのジェームズ(AP)
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 今季の年俸が4118万ドル(約47億円)に達しているレイカーズのレブロン・ジェームズ(36)が21日、敵地デトロイト(ミシガン州)で行われたピストンズ戦の第3Q2分42秒に退場処分を命じられた。

 ピストンズのジェラミー・グラント(27)のフリースローの際、ジェームズはリバウンド・ポジションを2季目のセンター、アイゼイア・スチュワート(20)と争ったが、このとき一度絡み合った左腕を振りほどいたあとひじがスチュワートの右目の上を直撃。流血したスチュワートは激怒し、興奮状態に陥ったためにチームメートやスタッフに抑えられる事態となった。

 ジェームズはリプレー検証の結果、フレイグラント2(過度の反則)で一発退場。スチュワートも同じく退場となった。

 ジェームズの退場は通算1318試合で2度目。ワキ腹の故障から復帰2戦目となったピストンズ戦では、退場となるまで21分の出場で10得点を記録していたためにリーグ歴代最長となっている2ケタ得点の連続記録はかろうじて更新したが(1038試合)、土壇場でのプレー機会は失った。

 レイカーズは第3Q終了間際に最大17点差をつけられるなど、ピストンズに苦戦。しかしこの日40分の出場で30得点、10リバウンド、6アシストをマークしたアンソニー・デービス(28)が117―114で迎えた第4Qの残り1分3秒と59秒、ドラフト全体トップで指名されたピストンズの新人ガード、ケイド・カニングハム(20)を一連の流れの中で2度ブロック(3点シュートとドライブインからのレイアップ)するなど、攻守両面で活躍してジェームズの穴を埋めた。

 レイカーズは121―116(前半61―68)で勝って9勝9敗と勝率5割に復帰。ラッセル・ウエストブルック(33)は26得点、9リバウンド、10アシストを稼ぎ、チームの連敗を3で阻止した。

 敗れたピストンズは連敗を喫して4勝12敗。東京五輪の米国代表だったジェラミー・グランド(27)が36得点、カニングハムは13得点、12リバウンド、11アシストで自身初のトリプルダブルを達成したが、ジェームズ不在となっていた第4Qで17―37と一方的な展開となって勝機を逃した。

 なおジェームズがレギュラーシーズンでひとケタ得点に終わったのは過去8回だが、うち6回は2003年のルーキーシーズン。2007年1月5日のバックス戦(8得点)を最後に2ケタ得点を続けている。

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