樋口新葉が3A実戦初成功「ちゃんと跳べた感覚があった」女子トップの136・27点

[ 2021年10月2日 17:02 ]

フィギュアスケート ジャパン・オープン ( 2021年10月2日    埼玉・さいたまスーパーアリーナ )

<ジャパンオープン2021>トリプルアクセルを決める樋口新葉(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 チームブルーの18年世界選手権準優勝の樋口新葉(明大)は「ライオンキング」を演じ、女子でトップの136・27点をマーク。チームの勝利に貢献した。冒頭のトリプルアクセルをクリーンに決め、出来栄え評価(GOE)で2・40点の加点がつく実戦初成功。「ちゃんと跳べた感覚があった」と振り返り「次の試合に向けてアクセルだったり、他の目標を達成して弾みをつけたかった。少し達成できた」と語った。

 17年4月の世界国別対抗戦前に行われた練習で初めて着氷。何度も実戦で挑み、4年半の時を経て、新たな武器を手に入れた。「アクセルを跳べても“跳べた”という感じで次に向かってしまう。跳べて当たり前、で練習できるように。良くも悪くも動揺しないように練習したい」と話した。

 18年平昌五輪の出場を逃し「4年前の悔しい気持ちを忘れることなく4年間、頑張ってきた」と明かす。ライオンキングの雄大なメロディーに乗せて挑む22年北京五輪シーズン。「最後まで集中を切らさず自分の演技をしたい」と足元を見つめた。

続きを表示

2021年10月2日のニュース