内村航平 生まれ故郷・北九州開催の世界選手権へ「シンプルにミスのない演技を」

[ 2021年10月2日 18:56 ]

内村航平
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 体操の世界選手権(18日開幕、福岡・北九州市立総合体育館)で種目別の鉄棒に出場する内村航平(32=ジョイカル)が2日、オンライン会見に臨み、「ミスのない演技」を誓った。

 12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪と個人総合で連覇し、これまでの世界選手権で多くのメダルを獲得してきた王者の目標は明快だった。東京五輪は落下で予選落ちに終わっただけに「シンプルに、東京五輪でできなかったミスのない演技」を掲げ、「体操ってミスや落下すると、鉄棒なんかは特に分かりやすい。日本代表として戦っている限り、そういうところを見せてはいけないと思う」と思いを語った。結果については「十分残してきたので。僕がやってきたことは次の世代がやってくれると思う」と東京五輪の個人総合、種目別鉄棒の2冠に輝いた橋本大輝(順大)ら後輩に託し、自身が求める演技に集中する構えだ。

 五輪後初戦となった9月23日の全日本シニア選手権は7位だったが、今大会に向けては「体もだいぶ反応が上がってきて、良い練習が積めています。体の状態はシニアの前よりは凄く良い」と手応えを強調。生まれ故郷の北九州で有観客での開催に「小学校から試合をしている体育館で僕にとっては凄く縁起が良い」と明かし、「生まれ故郷だったり、日本でやる、有観客でやる、コロナ下でやる、いろんな要素があるんですけど、とにかく自分のやるべきことに集中してやれれば」と力を込めた。

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2021年10月2日のニュース