ラグビー日本代表が新体制発表 ラブスカフニ主将、中村亮土副主将、リーチは外れる

[ 2021年10月2日 19:48 ]

ラグビーW杯2019<日本・ロシア>後半、モールの中でボールを奪い取りそのまま独走トライするFLピーター・ラブスカフニ

 宮崎市内で強化合宿中のラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(51=ニュージーランド)が2日、オンライン取材に応じた。フランカーのピーター・ラブスカフニ(32=クボタ、南アフリカ)が主将、CTB中村亮土(30=サントリー)が副主将に決まったことを明かした。

 15年、19年W杯で主将を務めたフランカーのリーチ・マイケル(32=東芝)が外れた理由について、「ラグビーにフォーカスをしてほしい。ここでリーダーシップを外れてラグビーにフォーカスできる環境をつくることが、チームにとっていいことだと考えた。責任感が強くて、ミーティングも、メディア対応もそこに頼ることになる。そこから離れることがいいと思った」と、重責を解くことで、パフォーマンスを向上させる考えだ。

 ラブスカフニは、19年W杯で、股関節に不安を抱えるリーチに代わって、1次リーグ第2戦アイルランド、第3戦サモアでゲームキャプテンを務めた。

 中村も19年W杯の主力で、帝京大で主将をし、現在はサントリーで主将を務める。

 ジョセフHCは「ラピース(ラブスカフニ)は、ナチュラルリーダー。英語が話せ、日本語もある程度分かっている。亮土はリーダーとしてすごく成長した」と評価。中村は「未来の日本代表のキャプテンとしてもやっていける」と信頼を寄せた。今秋のテストマッチ4試合は、ラピース&亮土の「LRコンビ」が引っ張る。 

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