池江　21歳誕生日祝福され涙「涙もろいので、元々。涙が出ちゃいました」

競泳サマーチャレンジ記録会最終日 （ 2021年7月4日    さがみはらグリーンプール ）

電光掲示板に誕生日を祝うメッセージが表示され感極まる池江（撮影・光山　貴大）　
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　白血病から復活して東京五輪代表入りした競泳女子の池江璃花子（21＝ルネサンス）は4日、非五輪種目の200メートルリレーに五十嵐千尋（26＝T＆G）、酒井夏海（20＝東洋大）、大本里佳（24＝ANAイトマン）と組んで出場し、1分39秒67の日本新記録を出した。前日に同じメンバーで出した日本記録を0秒15更新。この日、誕生日を迎えた池江は五輪前最後のレースを完了し、最高の形で21歳をスタートさせた。

　【池江に聞く】

――誕生日を祝ってもらった。

　「あんなふうにみんなにお祝いしてもらえると思ってなかった。凄いうれしくて。涙もろいので、元々。涙が出ちゃいました」

　――レース内容は。

　「昨日よりタイムを上げたい気持ちや五輪想定で凄く緊張した。チームに貢献する目標でリレー代表に入っている。そこは1つクリアできた」

　――五輪前最後のレースを終えた。

　「1カ月切った実感がない。この後、代表チームで動く時間が長くなる。その期間にチーム力、チームの雰囲気、五輪に向けての意識を高めていければ」

　――20歳の1年を振り返って。

　「いろんなことがあった。例えば国立競技場に行ってスピーチしたり、8月に試合があったり、今年はずっと合宿ずくめ。病気を引きずっている自分とアスリートになった自分、両方を経験したハタチだった」