照ノ富士 綱獲りへ盤石発進 好内容で遠藤に雪辱「勝手に体が動いた」

[ 2021年7月5日 05:30 ]

大相撲名古屋場所初日 ( 2021年7月4日    ドルフィンズアリーナ )

照ノ富士(右)が寄り切りで遠藤を破る
Photo By 共同

 3連覇と横綱昇進に挑む照ノ富士は先場所14日目、勝てば優勝決定の一番で敗れた遠藤に雪辱した。もろ差しを許し、強引な投げで墓穴を掘った反省を生かす、低い体勢での差し手争い。しっかりと圧力をかけ、左上手を引いて寄り切る好内容に「勝手に体が動いた。落ち着いて取れて良かった」と、事もなげに言った。

 1958年に年6場所制となって以降、横綱になった28人中24人は昇進場所の初日、白星発進した。場所前の調整具合を問われると、「できることを精いっぱいやってきた。(それを)信じてやるだけ」といつもの言い回しで応じ、緊張感も「特にない」と話す。1年4カ月ぶりとなる地方開催に「自分が盛り上げる立場になっていきたい」と自覚十分だった。

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2021年7月5日のニュース