スポクラ・野中、日本新連発! 「壁を破った感覚」日本女子初の7秒台

[ 2021年6月19日 05:30 ]

ボルダリングに挑む野中(撮影・光山 貴大)
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 スポーツクライミング女子の東京五輪代表、野中生萌(みほう、24=XFLAG)が日本新記録を連発した。盛岡市で行われたスピードのジャパン・オープンの予選1本目に自身が保持する8秒20を塗り替える7秒95をマークすると、2本目で7秒88とさらに更新。ボルダリングとリードの2種目による複合ジャパンカップも首位で19日の決勝に駒を進めた。

 ピンクの髪を揺らし、野中が快速ぶりを見せつけた。予選の1本目に日本女子で初めて7秒台に突入すると、2本目に7秒88とさらに更新。予定通り決勝を棄権した24歳は「しっかり記録に残せてうれしい」と笑みを浮かべた。5月のスピードW杯では、当時の日本記録となる8秒20をマークし、日本女子初の表彰台となる銅メダルを獲得。「壁を破った感覚があった」と確かな手応えをつかんでいた。スピードの予選で日本新連発の後は、24年パリ五輪で採用されるボルダリングとリードの2種目による複合ジャパンカップで予選を首位通過。3種目の複合で実施される東京五輪に向け、19日の決勝が国内最終戦。「しっかり自分の登りをしたい」と意気込んだ。

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2021年6月19日のニュース