陸上男子5000メートルで12分48秒45の今季世界最高 イタリアで好記録続出

[ 2021年6月11日 08:24 ]

男子5000メートルで今季世界最高をマークしたノルウェーのインゲブリッツン(AP)
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 陸上の最高峰に位置しているダイヤモンドリーグの第3戦(ゴールデン・ガラ)が10日にイタリアのフィレンツェで行われ、男子5000メートルではノルウェーの新鋭、ヤコブ・インゲブリッツン(20=インゲブリグトセンという表記は不正確)が今季世界最高の12分48秒45で優勝。同選手はこの種目で過去13分を切ったことはなかったが、東京五輪を目前に控え、2000年にモハメド・ムーリト(ベルギー)がマークしていた欧州記録(12分49秒71)を21年ぶりに更新した。

 インゲプリッツンは「まるで五輪で金メダルを獲得したような気分。自己記録を2年間更新していなかったけれど13分は切れると思っていた。でも欧州記録を破れるとは予想していなかった」と歓喜。なおこのレースには世界記録(12分35秒36)を保持しているジョシュア・チェプテゲイ(24=ウガンダ)も出場していたが12分54秒69で6位だった。

 女子1500メートルではシファン・ハッサン(28=オランダ)がリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得したフェイス・キプイエゴン(27=ケニア)に0秒28差をつけて3分53秒63で優勝。女子200メートルではディナ・アッシャースミス(25=英国)が今季の世界最高に0秒03と迫る22秒06で1位となった。

 男子110メートル障害ではリオデジャネイロ五輪のこの種目を制しているジャマイカのオマール・マクラウド(27=マクレオドという表記は不正確)が大会新記録となる13秒01で優勝。女子100メートル障害ではプエルトリコのジャスミン・カマチョクイン(24)が12秒38で1位となり大会記録を41年ぶりに更新した。

 男子100メートルでは9秒89の自己ベストを持つ南アフリカのアカニ・シンビネ(27)が1位となったがタイムは10秒08だった。

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2021年6月11日のニュース