稲見 ノーボギー66で2位発進 五輪代表2枠争奪戦激化も、我が道を行く21歳の不動心

[ 2021年6月11日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 宮里藍サントリー・レディース第1日  ( 2021年6月10日    兵庫・六甲国際GC=6517ヤード、パー72 )

5番、打球の行方を見つめる稲見(撮影・井垣 忠夫) 
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 世界ランキング26位で日本勢2番手の稲見萌寧(21=都築電気)が6バーディー、ボギーなしの66、6アンダーで首位に2打差の2位につけた。今季7勝目と五輪出場権獲得となる“2位固め”へ絶好のスタートを切った。日本勢3番手の古江彩佳(21=富士通)は首位に7打差の1アンダー、39位と出遅れた。比嘉真美子(27=TOYO TIRE)が8アンダーで首位に立っている。 

 東京五輪の日本代表決定まで残り3試合。既に当確ランプがともっている世界ランク10位・畑岡奈紗に続く最後の1枠を誰が射止めるのか。激しい2番手レースは最終盤を迎えているが、その先頭を走る稲見は「世界ランクも誰かに言われて気付く、それぐらいなんで。あっ、そうなんですねっという感じです」とまるで人ごと。この日も淡々とマイペースのプレーを続けた。「不安」を力に変える稲見の真骨頂のようなラウンドだった。

 今季初めて試合を休んだ前週もコースに出たが、ダフりあり、トップあり、OBありの大乱調だった。「テークバックだけでなく切り返しでもインパクトでも気持ち悪くて」と会場入り前日の7日は昼前から午後8時半まで打球練習場にこもったが、納得のいく感触を得られないまま、本番に突入した。

 この日は「まだ修正中です」とあれこれとスイングに考えを巡らせながら球を打ったが、4番パー5では残り70ヤードの第3打をSWで50センチ、折り返しの10番パー4でも残り94ヤードの第2打をPSでピン左1メートルに運んでバーディー。中盤以降は16番パー3で7メートルを沈めるなどパッティングもさえ今年5度目のトップ3スタートを切った。

 「オリンピックがゴールじゃない」というのが稲見の口癖。前週の全米女子オープンを制した笹生優花についても「凄いなあって思いました。でもそれだけ。私は日本で頑張りたい方なんで」と語り、独自のスタイルを貫く。ゴルフ人生の最大の目標はツアー通算30勝の永久シード。五輪後も見据えて態勢を立て直すためあえて前週を調整に充てた。

 「気持ち悪いままですけど、それもいつも通りかな」。今年に入って13戦5勝、2位1度、3位1度。毎週、デジャビュのように繰り返される稲見の優勝争い。強い稲見がここで一気に後続を突き放す。

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