朝乃山6場所出場停止 新型コロナ対策ガイドライン違反

[ 2021年6月11日 22:30 ]

大関・朝乃山
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 日本相撲協会は11日、都内で臨時理事会を開き、新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した大関・朝乃山(27=本名・石橋広暉、高砂部屋)に6場所出場停止と6カ月の報酬減額50%の処分を科すと決めた。朝乃山は外出が禁止されていた5月の夏場所前に、本紙元記者と接待を伴う飲食店を訪れたことなどが発覚。元記者の口裏合わせの提案により協会の聞き取りに当初は否定したが、その後に認めた。師匠の高砂親方(元関脇・朝赤龍)は3カ月20%の報酬減額。先代師匠の錦島親方(元大関・朝潮)もガイドライン違反を犯し、10日付で退職した。

 午後4時半から行われた緊急理事会。出席した朝乃山は「相撲協会に、ファンの皆さまにご迷惑を掛けて申し訳ありません」と四方に頭を下げて謝罪した。処分は6場所出場停止と6カ月の報酬減額50%。夏場所の東の正大関から、三段目にまで降下することが濃厚となった。

 朝乃山は外出が禁止されていた5月の夏場所前に、本紙記者とともに接待を伴う飲食店を訪れるなどしたことが発覚。協会によると1月の初場所前、3月の春場所前と同場所中、5月の夏場所前に計10回キャバクラに通っていたという。また、20年11月場所前などの外出禁止期間中にも3回の会食を行った。協会の聞き取りに対して、当初は本紙記者の提案に応じて口裏を合わせて不要な外出を否定。だが、夏場所11日目の打ち出し後の再聴取で一転、事実を認め、夏場所を途中休場した。

 朝乃山は5月21日付で引退届を提出した。深く反省した態度を示したことから、八角理事長(元横綱・北勝海)預かりになった。とはいえ、協会への虚偽報告が決定打となり1年という長期の出場停止。報道陣の電話取材に応じた尾車コンプライアンス部長(元大関・琴風)は「やっぱり、地位が大関でね。模範にならないといけないのが大きい。さらに虚偽の報告をしたこともある。この2点が6場所となった要因」と説明。理事会では、八角理事長も「うそをつくのが一番いけない」と朝乃山に諭す場面もあったという。

 尾車部長は「もう一度チャンスを与える。これからは雑念は振り捨てて土俵に向かっていくこと。そうすれば、また裏切られたファンも応援してくれる日が来るでしょう」としたが、協会は今後、再び迷惑を掛ける行為を行った場合に引退届を受理する方針であることも示した。
 

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