18歳久常涼 5バーディー6位タイ浮上 48歳横尾を並んで首位に3差

[ 2021年6月11日 08:35 ]

AbemaTVツアーLANDICチャレンジ第2日 ( 2021年6月10日    福岡県糸島市 芥屋ゴルフ倶楽部=7186ヤード、パー72 )

LANDICチャレンジ第2日、18番でバーディーパットを外し悔しがる久常、同組で回った横尾(右)とともに3打差の6位で最終日に逆転を狙う
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 首位から3打差に12人がひしめく大混戦の中、昨年プロ転向した18歳の久常涼(SBSホールディングス)が5バーディー、1ボギーの68で通算6アンダーに浮上。同組でプレーした横尾要(48=フリー)らと並ぶ6位で最終日に逆転を狙う。9アンダーの首位はプロ2年目の桂川有人(22=フリー)と同8年目の小野田享也(29=浜名湖CC)の日大出2人。通算イーブンまでの65人が決勝ラウンドに進んだ。

 2002年生まれの18歳、久常が前日17位から6位へと駆け上がった。「初日はパットのタッチが合わなかったが今日はいい感じに合った」。出だしの1番で10メートルのロングパットを沈めるなど5バーディー(1ボギー)を奪った。芝目のきつい高麗グリーンには「しっかり打つのがポイント。僕は打てるタイプなので」と苦手意識は全くない。

 ショットも好調だ。「左ドッグレッグホールが多いので球筋がドローの自分は打ちやすい。バンカー改造で難しくなったがドライバーで越えていくのでストレスにならない」。平均280ヤードの恵まれた飛距離を武器に2日間で11バーディーを量産した。

 岡山・作陽高出身でアマ時代は14年全国小学生、16年エビアン選手権、17年日本ジュニア、18年全国高校ゴルフなど通算18勝を挙げJGAナショナルチームでも活躍。昨年末にプロ転向し、5月のツアー戦、ゴルフパートナープロアマは決勝に進み16位、太平洋クラブチャレンジは初日に6アンダー、65で単独首位に立つなど(最終3位)上り調子だ。

 「出られる試合が少ないので最終日は出場に感謝しながらスコアを伸ばしたい」。男子ゴルフ界の“新世代”久常が3打差逆転に懸ける。

 ▼6位・横尾要 自分の娘と同じ18歳の久恒君にドライバーで50ヤードは置いて行かれた。でも互いにいいリズムで回れた。(4バーディー、1ボギー、69でランクアップの48歳)

 ○…日大卒2人が首位に並んだ。桂川は「ショットが安定していてグリーンを外したのは3回だけ」と6バーディー、2ボギーの内容に満足げ。日大時代は18年日本学生など6勝を挙げたが「最終日はアマで優勝した時のいいイメージを描いてプレーする」と意欲的だ。2日目のベストスコアタイ65で首位に並んだ小野田は「パットがよかった。10~15メートルが入ってくれた。最終日は桂川君に先輩の意地を見せたい」と闘志をかき立てた。


(第2日の上位成績)
―9(1)桂川有人
  (1)小野田享也 135
―8(3)副田裕斗 136
―7(4)小西健太
  (4)安本大祐 137
―6(6)日高将史
  (6)太田直己
  (6)久常 涼
  (6)横尾 要
  (6)村山 駿
  (6)小林正則
  (6)海老根文博 138

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