パラ競泳で富田宇宙が初出場を確実に ジャパンパラ大会で派遣基準記録を突破

[ 2021年5月21日 16:00 ]

競泳ジャパンパラ大会第1日 ( 2021年5月21日    横浜国際プール )

富田宇宙
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 東京パラリンピックの代表選考会を兼ねて行われ、男子400メートル自由形(視覚障害S11)予選で富田宇宙(32=日体大大学院)が派遣基準記録を突破する4分33秒26をマークして代表入りを確実にした。24日の選考委員会で初出場が決まる。

 優勝すればパラ代表に内定した19年世界選手権は2種目で銀メダル。「今回の選考戦では絶対に一番に内定を獲得するという思いで臨みました」と全種目を通じて予選2レース目で“一番乗り”を決めた。3月の日本選手権では記録が伸びなかったが「凄く気持ちを入れて取り組んできて、予選でしっかりと目標の内定を獲得することができて凄くうれしい」と満足げ。一方でコロナ下での開催が危ぶまれる状況に「ずっと信じてきた五輪やパラリンピックの意義、思いというものがなかなか伝わらなくて辛い日々が続いている」と声を詰まらせる場面もあった。その中でつかんだ代表切符。金メダル候補は開催を信じて「本番のその日まで努力を絶やさずに記録の更新を目指して努力を続けていきたい」と誓った。

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2021年5月21日のニュース