ハイランダーズ姫野 移籍2トライ目ならず「TMOしてほしかった」チームは開幕2連勝

[ 2021年5月22日 00:21 ]

スーパーラグビー・トランスタスマン第2節   ハイランダーズ25―15フォース ( 2021年5月21日    オーストラリア・パース )

フォース戦の後、オンラインで取材に応じる姫野和樹
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 ハイランダーズ(ニュージーランド)はフォース(オーストラリア)に25―15で勝ち、開幕2連勝。5試合ぶりにリザーブスタートとなったNo・8姫野和樹(26)は後半20分から出場し、「とにかく勝てて良かった。いいところも悪いところもあった。しっかり来週に向けて修正したい」と話した。

 「悔しい気持ちがある」と振り返ったのが、後半35分ごろの攻撃の場面。敵陣インゴール前のラックから持ち出し、移籍2トライ目が決まった。が、その直前にタックルが成立したにも関わらず、ボールを手放さなかったとしてペナルティーに。結果として1トライを返され、ボーナスポイント獲得ならず。「バインドされていないし、タックルが成立していたので、起き上がっていいと思ったが、ダメでしたね。TMO(ビデオ判定)はしてほしかった」と不満げだった。

 24日には54人の日本代表候補から正規スコッド35人前後が発表される。姫野の選出は確実視されるが、代表活動への準備については「ないですね。そんな余裕はない」ときっぱり。「1試合1試合、結果を出さないといけない中で、2つのことを考えるのは良くない。このリーグでもまれることが自分のため。言うならば、それが日本代表への準備」と続け、ハイランダーズでのタイトル獲得に集中する構えを見せた。

 試合はオーストラリア西部のパースで開催され、姫野にとっては移籍後、初の海外遠征となった。乗り継ぎ3回、トータル10時間の大移動だったそうで、「めちゃくちゃ遠かった。体はかちかちだったが、そういう状況下でもパフォーマンスを出すのが一流選手。リカバリーも心掛けた」と話した。

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2021年5月21日のニュース