業師の十両・宇良は3場所連続2桁10勝「上出来すぎ」 幕内復帰はいよいよ確実に

[ 2021年5月21日 16:06 ]

大相撲夏場所13日目 ( 2021年5月21日    両国国技館 )

<大相撲夏場所13日目>貴源治(右)を送り出しで破る宇良(撮影・久冨木 修)
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 西十両2枚目の宇良(28=木瀬部屋)は西十両5枚目の貴源治(24=常磐山部屋)を送り出した。10勝3敗とし、次場所の幕内復帰をいよいよ確実にした。十両優勝争いは千代ノ皇が東白龍を押し出して2敗を守り、変わらず単独トップ。1差で宇良が追う。

 貴源治には過去2勝1敗。この日は立ち合いで低く当たり、相手が突きながら出てくるところをタイミングよく開いた。目標を見失った相手は勢い余って土俵際へ。後ろへ回り込んだ宇良はまわし結び目付近を軽く押して送り出し。「流れに乗って相撲を取れたと思います」と振り返った。

 今年初場所から3場所連続して2桁10勝の大台に乗せた。「頑張ってる方というか、上出来すぎます。(膝の状態など)不安は消えないですけどね」。結果が出ていても自分を戒めるかのように、ストレートに喜びを表す言葉を発しない。いよいよ次の場所は幕内と水を向けられても「いやあ…、自信はないですけどね」と話すにとどめた。

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2021年5月21日のニュース