パラ競泳・鈴木孝幸が5大会連続の代表内定「諦めずに金メダルを」

[ 2021年5月21日 20:25 ]

競泳ジャパンパラ大会第1日 ( 2021年5月21日    横浜国際プール )

男子200メートル自由形(運動機能障害S4)決勝 力泳する鈴木孝幸。派遣基準記録を突破し、東京パラリンピック代表に内定した
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 東京パラリンピックの代表選考会を兼ねて行われ、男子200メートル自由形(運動機能障害S4)決勝は鈴木孝幸(34=ゴールドウイン)が2分57秒35で派遣標準記録を突破し、5大会連続の代表に内定した。

 前半から積極的な泳ぎを見せて代表入りを確実にした鈴木は、「予選が苦しかったので前半抑え目で入ろうと思ったんですけど、抑えられていなかったみたいですね」と苦笑い。自己記録からは約4秒遅れたが、「レース感を取り戻したいということが一つ目的にあった。今回の大会でこのくらい出したいっていうのはクリアしたので良かったと思う」と納得の表情で振り返った。

 拠点とする英国から新型コロナの影響で帰国していたが、今年3月の日本選手権後に渡英。帰国後は制限を受けながら今大会に向けた練習に励み「やらせてもらえる範囲での環境としては良かった。その中で自分のベストは尽くせた」という。同時期に欧州で行われている大会をチェックし「僕のクラスは良いタイムを出している」と危機感ものぞかせつつ、「道のりは険しくなるが諦めずに金メダルを目指して頑張りたい」と気持ちを引き締め直した。

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2021年5月21日のニュース