東京五輪、日本の関係者にもワクチン接種検討「プラスアルファで確保できる場合は」

[ 2021年5月21日 20:19 ]

<IOC・東京2020合同記者会見>合同記者会見で発言するIOCのジョン・コーツ副会長(後方モニター上)。右下は東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長、左下は同組織委の武藤敏郎事務総長(代表撮影)
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 東京五輪の準備状況を監督する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会と大会組織委員会などによる合同会議は3日間の日程を終え、21日にIOC副会長のジョン・コーツ調整委員長、組織委の橋本聖子会長らが会見を行った。

 アスリートとともに大会に参加する関係者のワクチン接種のサポートなどについて質問がおよぶと、コーツ委員長は「それぞれのNOCの試みになる。選手との接触が多くなる人もいる。そういったスタッフにワクチンで協力する用意がある」と発言した。

 組織委の武藤事務総長は日本の大会関係者について「プラスアルファで提供されるワクチンを使って接種する話が動いていると理解している」とし「今までは大会関係者に接種することを申していなかった。今回8割を超える(海外の)関係者がワクチンを接種して来られることがバッハ会長から明らかにされた。日本の大会関係者をどう考えるか話題になった。仮にプラスアルファでワクチン確保できる場合は検討に値するのではないかと話があった。まだ具体的な方針が決められたわけではない。今後の検討課題と受け止めている」と話した。

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