IOCコーツ調整委員長、アスリートファーストを強調「夢を果たすためにやる」

[ 2021年5月21日 20:39 ]

<IOC・東京2020合同記者会見>合同記者会見で発言する東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長(右下)。左下は同組織委の武藤敏郎事務総長、後方モニター上はIOCのジョン・コーツ副会長(代表撮影)
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 東京五輪の準備状況を監督する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会と大会組織委員会などによる合同会議は3日間の日程を終え、21日にIOC副会長のジョン・コーツ調整委員長、組織委の橋本聖子会長らが会見を行った。

 新型コロナウイルスによって延期され、中止論も強い今大会と過去の比較について問われたコーツ副会長は「非常にユニークな状況」として「何でやるのかというと、アスリートのためにやる。アスリートが夢を果たすために。ほとんどのアスリートは1回しかチャンスがない。既に延期してアスリートによっては夢をあきらめなければならない人も出てきた」と話した。

 コーツ副会長はボートや水泳の五輪予選に足を運んだという。「アスリートは世界のベストな選手と競って夢を実現したい。それを満たすのが我々の仕事。私にとって最も大事なことは日本の国民の安全を守ることが一番、次に大事なのはアスリートにチャンスを与えること」と強調した。

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2021年5月21日のニュース