泉谷駿介 追い風参考も日本記録を上回る13秒05でV「びっくりというか安心」110M障害

[ 2021年5月21日 14:48 ]

陸上 関東学生対校選手権第2日 ( 2021年5月21日    神奈川・相模原ギオンスタジアム )

<関東学生対校選手権第2日>男子110メートル障害を制した泉谷
Photo By スポニチ

 男子110メートル障害決勝は日本歴代3位の自己記録を持つ泉谷駿介(21=順大)が追い風参考ながら日本記録を上回る13秒05(追い風5・2メートル)で2年ぶり2度目の優勝を飾った。リオ五輪金メダル相当のタイムに「びっくりというか安心した。タイムよりも無事ゴールできてうれしかった」と話した。

 強風との戦いだった。準決勝も強風の中で13秒36(追い風5・9メートル)をマークして決勝に進んだが、サブトラックでの練習では風の影響で何台もぶつけていたといい、決勝はゆっくりスタートで丁寧なハードリングを意識。「スタートから行き過ぎると後半詰まって失速するので、周りに合わせる感じで行きました。後半行けるという自信はありました」と振り返った。

 世界大会で金メダル級のタイムを出したが実感はないという。「本当に忙しかった。この記録をアベレージで出している海外選手はすごいと思いましたし、勝ちたいと思いました。今度は風があまりない状態でしっかりと今回のような記録を走れるように頑張りたい」と意気込んでいた。

 泉谷は20日の予選で13秒30(追い風0・8メートル)をマークして東京五輪参加標準記録(13秒32)を突破。6月の日本選手権(大阪)で3位以内に入れば東京五輪に決まる。次戦は6月6日の布施スプリント(鳥取)にエントリーしている。

続きを表示

2021年5月21日のニュース