パナソニック福岡 有終の美へ“全集中”モード トライにはこだわらず ラグビートップリーグ

[ 2021年5月21日 19:21 ]

雨天の中の練習中、ウオーミングアップの合間に笑顔を浮かべる福岡堅樹(中央)
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 ラグビー日本選手権兼トップリーグ(TL)プレーオフトーナメント決勝(23日、東京・秩父宮ラグビー場)で5度目のリーグ制覇を目指すパナソニックが21日、群馬県太田市で午前中に練習を実施。午後には登録メンバー23人を発表し、4月に順大医学部に入学したWTB福岡堅樹(28)は11番先発が決まった。引退試合に花を添えられるかに注目が集まる。

 練習後にオンラインで取材に応じた福岡は、「あまり気負わず、目の前の一戦に集中して臨みたい。最後という気持ちはない」と自然体そのもの。ラグビーでは引退選手にプレースキックを任せる習わしがあるが、「考えていない。そんな余裕の点差で戦える相手ではない。準備もしていないです」と冷静だった。

 サントリーとは17~18年シーズンの決勝以来の対戦で、この時は8―12で惜敗。福岡自身、16年4月に入団してから一度も優勝の経験がなく、タイトル獲得への思いは人一倍強い。今季は9試合に出場して通算13トライと好調だが、「とにかく勝つことが大事。少しでも勝ちに貢献したい」とトライにはこだわらず、勝利に集中する構えを見せた。

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2021年5月21日のニュース