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ある時はトップリーガー、ある時はレフリー その正体は、ラグビー界の誇る「二刀流」トヨタSH滑川

[ 2021年3月23日 21:25 ]

オンラインの取材に応じたトヨタ自動車SH滑川
Photo By スポニチ

 ラグビー界で異色の二刀流がいる。バリバリのトップリーガーであり、レフェリーでもあるトヨタ自動車のSH滑川剛人(31)。「そんなことができるの?」「しんどそう」。そんな疑問を、爽やかな笑顔で明快に一蹴した。

 「しんどいけど、好きなことだし、実際やってみたらそれほどしんどくはないんですよ」

 桐蔭学園、帝京大、トヨタ自動車という名門でラグビーの腕を磨いてきた。転機は1年前。日本ラグビー協会やチームから「レフェリーに挑戦してみないか」と誘われた。当初は断っていたが、「こういうことをすれば第二の人生の場が増えるのでは」と思い始め、挑戦を決めた。協会がトップリーガーのセカンドキャリアの一つとして、国際的な審判を養成しようと試みていたこともあり、さっそくレフェリーのコーチングを受けた。昨季は関西大学リーグで笛を吹くなどし、キャリアを積み、今季も20日に花園ラグビー場で行われたTLの下部に当たるトップチャレンジリーグ順位決定戦などで主審を務めた。

 なぜ、自分が声をかけられたのか。今、思えば「大学時代からよくレフェリーとしゃべっていたからじゃないかな。お互い名前が分かるぐらいいい関係だったんですよ」という。だからだろう。20日の試合では、一瞬で人を魅了するあの笑顔で頻繁に選手とコミュニケーションを取っていた。「ビデオを見たら(近鉄のオーストラリア110キャップのSH)ゲニアはずーっと文句を言っていたので(笑い)、試合前からいろんな話をした。一言、入れるだけで(気をつけるようになり)次の判定は違うんでね」。

 関西協会のB級レフェリーとして着実に成長しながら、今季は選手としても3試合に途中出場。次節はともに4連勝で注目のサントリー戦(27日、瑞穂)を控える。「9番の茂野がどこまでやってくれるか分からないが、その後に自分の出番がある。いい結果を出せたら」。出場すれば、8日間でレフェリーと選手をこなすことになる。

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