伊藤美誠 前回覇者・早田との激戦に「準備はしていた」 2年ぶり頂点へ決勝では「自分らしく楽しんで」

[ 2021年1月17日 11:51 ]

卓球全日本選手権第7日 ( 2021年1月17日    大阪市・丸善インテックアリーナ大阪 )

<全日本卓球選手権 女子シングルス準決勝>早田ひな(手前)からポイントを奪ってガッツポーズの伊藤美誠(撮影・北條 貴史)
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 女子シングルス準決勝では、東京五輪代表の伊藤美誠(20=スターツ)が、前回大会優勝の早田ひな(20=日本生命)に4―3で勝利。2大会ぶり3度目の優勝を目指し、決勝の舞台に臨む。

 2人はともに2000年生まれで、友人であり、ダブルスを組んで全日本を3連覇した盟友。今回は3年連続での顔合わせとなった。

 伊藤は第1ゲームを4―11で先取されるスタート。その後は第2ゲームと第3ゲームをともに11―9で奪い返した。しかし、第4ゲームを7―11、第5ゲームを8―11で奪われて追い込まれる展開に。

 それでも「接戦になるという準備はしていた」と、粘りを見せながら第6ゲームを11―8で奪取。最終第7ゲームでは「前半が思いっ切りが良くて、スマッシュだったり、判断ができたり、ネットインされたボールでも落ち着いて返すことができたので自分らしいっちゃ自分らしいかなと思いました」と、持ち味を出しながら11―8で奪い、死闘に終止符を打った。

 早田に対し一昨年は勝利していたものの昨年は敗れていた伊藤。しっかりとリベンジを果たし、「お互いに今できる良さを出すことができたと思います」と充実した表情を見せた。

 次の試合は、2年ぶりの頂点へ向けて決勝の舞台。「自分らしく楽しんでやりたいと思うので、そこをまずは出し切れるように。出し切ったら自信を持って戦えるので、楽しみながら勝ちにいきます」と意気込んだ。

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