ビルズが27季ぶりにAFC決勝に進出 タロン・ジョンソンが101ヤードのリターンTD

[ 2021年1月17日 13:10 ]

インターセプトから101ヤードのリターンTDをマークしたビルズのタロン・ジョンソン(左=AP)
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 NFLのAFC準決勝1試合が16日、ニューヨーク州バファロー郊外のオーチャードパークで行われ、第2シードで地元のビルズが17―3(前半3―3)で第5シードのレイブンズを撃破。スーパーボウルを制した1993年シーズン以来、27季ぶりにカンファレンス決勝に進出した。

 ビルズは第3Qの5分31秒、3季目を迎えているQBジョシュ・アレン(24)がWRステフォン・ディッグス(27)に3ヤードのTDパスを通して勝ち越すと、このクオーターの終了間際にはコーナーバックのタロン・ジョンソン(24)が自陣エンドゾーン内でレイブンズのQBラマー・ジャクソン(23)が試みたパスをインターセプト。味方の好ブロックもあってそのまま相手エンドゾーンまで走り、101ヤードのリターンTDを奪取して突き放した。

 プレーオフでの101ヤードのリターンは、1993年のNFC1回戦でジョージ・ティーグ(パッカーズ=対ライオンズ)がマークしていたNFL最長記録に並ぶビッグプレー。ジョンソンは12月13日のスティーラーズ戦でもインターセプトから51ヤードのリターンTDを記録していた。

 2018年のドラフト全体7番目に指名されたアレンは37回中23回のパスを通して206ヤードと1TDをマーク。アレンとドラフト同期生(18年全体32番目)で、QBとして史上初となる2季連続で「1000ヤード・ラッシャー」となったジャクソンはパスで162ヤード、ランで34ヤードの獲得にとどまり、第4Qは強烈なヒットを浴びたあと、脳振とうの症状確認のためにプレー続行不能となった。レイブンズはリーグ屈指のキッカー、ジャスティン・タッカー(31)が今季一度も外していなかった距離40~49ヤードのFGを前半だけで2度失敗(41&46ヤード)。チームは今季初めてTDをひとつも奪えずに敗れ、8季ぶりのAFC決勝進出はならなかった。

 なおAFC第1シードで昨季のスーパーボウルを制しているチーフスは17日に第6シードのブラウンズとカンザスシティー(ミズーリ州)で対戦する。

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