福原愛さん 5年ぶりV石川佳純の涙に「胸を打たれた…若手が出てくる中での優勝は今までとは違う喜び」

[ 2021年1月17日 15:27 ]

全日本卓球選手権最終日 女子シングルス決勝   石川佳純 4―3 伊藤美誠 ( 2021年1月17日    大阪市・丸善インテックアリーナ大阪 )

福原愛さん
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 全日本卓球選手権最終日が17日、大阪市・丸善インテックアリーナ大阪で行われ、女子シングルス決勝では、ともに五輪代表内定選手の伊藤美誠(20=スターツ)と石川佳純(27=全農)が対戦。石川が4―3で大逆転勝利し、5年ぶり5度目の優勝を飾った。2011年に17歳10カ月で初優勝を飾ってから10年、5度目の優勝は歴代3位タイとなった。

 決勝の模様を生中継したNHK総合テレビで解説を務めた、12年ロンドン五輪団体銀、16年リオ五輪では石川、伊藤とともに団体銅メダルを獲得し、18年10月に現役を引退した福原愛さん(32)は「石川選手は今、追われる立場になり、日本の女子卓球界はポップコーンのように若手がどんどん出てくる中での優勝は今までの優勝とは違う喜びがあると思う。今まで頑張て来た分、我慢してきた分、自分に打ち勝ったようなそんな気持ちになれる優勝だと思います」と話した。そして「石川選手の涙に胸を打たれました。あきらめない姿勢であったり、毎日日々こつこつと努力していくことの大切さをあらためて、私も学ばせていただきましたし、今後も後輩たちの高い高い壁となり、後輩たちは逆にその壁を乗り越えるぞと思えるようなそんな試合だった」と女子決勝を振り返った。

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