不適切発言の笠りつ子が涙の謝罪 騒動後初の公の場「自らの精神の甘さで暴言を…」

[ 2019年11月19日 18:03 ]

涙を流しながら謝罪の言葉を述べる笠りつ子
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 女子プロゴルファー・笠りつ子(32=京セラ)は19日、今週実施される「大王製紙エリエールレディース」の会場である愛媛県松山市のエリエールゴルフクラブ松山を訪れ「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」(10月24~27日、兵庫・マスターズゴルフ倶楽部)の開催中に浴室のタオルの有無をめぐるコース関係者に対する不適切発言について初めて公の場で謝罪した。

 報道陣の前に姿を見せた笠は時折、涙で声を詰まらせながら謝罪の言葉を続けた。

 「この度は私の不適切な発言により全ての大会主催者、運営の皆様、LPGA協会、選手の皆様、ゴルフファンの皆様に対し、大変、ご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ございませんでした。LPGAの処分が下り、改めまして私の口から謝罪をしたく、今日、この場を設けさせていただきました。きょうはお集まりいただき、ありがとうございます。今日はよろしくお願いします」

 以下、一問一答。

 ――不適切発言があったことが表面化してから時間が経ちましたが、その間はどのような気持ちで過ごしましたか。

 「一日でも早く皆様の前で謝罪をしたかったのですが、(JLPGAの)コンプライアンス(委員会)の方で聴取を受けている最中でもありましたので、LPGA協会に迷惑を掛けてしまってる以上、処分が下るまでは私の口からは控えさせていただきましたし、その間、しっかり見つめ直す時間と今後、どうしていくか、どうしたらいいだろうとか思って過ごしていて、たくさんの方からお声をいただき、厳しい意見もいただきましたし、そんな中でも背中を押して前向きに言ってくださる方のおかげで今日、こうして来れました」

 ――改めて何があったのか、当日のことを教えてください。

 「当日、スタート前、押し問答になりましたが、最後、私が自らの精神の甘さで暴言を吐いてしまったことは事実です」

 ――その暴言とは報道されている内容だと理解していいですか。

 「はい。暴言を吐いてしまいました」

 ――今年から浴室にタオルを置かなくなったということはその時、初めて知った訳ですか。

 「はい」

 ――その時のことを今、振り返ると、感情的になってしまった部分はある。

 「そうですね。ホントに全ては自分の弱さから出てしまったと思います。私自身、今まではタオルがあることが当たり前になってしまっていた部分もありますし、トイレに行けば、ティッシュ、タオルが置いてあるっていうのが当たり前だと思っていたのですが、それは実は当たり前じゃないということに気づかされて。やっぱり手を拭くなら自分でハンカチを用意する。自分が使うストレッチのタオルとか、マットだったら自分で用意するっていうのが、普通と思いますので、自分がちょっと、最初の根本的な考えが間違っていたのかなと思います」

 ――今後はどういうふうにしていこうと考えていますか。

 「正直……あの……今回の発言をしてしまって……あの……ゴルフ、止めようと思ってしまったことも事実ですし、でも今回、LPGA協会の皆様や主催者の皆様にホントに迷惑を掛けてしまった中で、朝から晩まで私の周りの方が動いてくれてることを見ていると、私がそう簡単に、ゴルフを止めるとか、そういうふうに逃げてしまうことはダメだなと思っていて、実際、ゴルフに対する気力が今、なくなってしまったので、今後は、今シーズンは自粛させていただく形でいます。そして、しっかりお詫びをして、私なりにできることをやっていきたいと思いますし、その中で厳しい意見もホントにたくさんあると思うんですが、そんな中でも背中を押してくださる方がいる限り、今後は自分のためにゴルフをするんじゃなくて、そういう応援してくださる方の思いを胸に、いつまでやれるか分かりませんが、やれるまでやっていきたいなと思います」

 ――不適切発言が表面化するきっかけになった岡本綾子プロには何かありますか。

 「今回、岡本さんのおかげで自分を見つめ直す時間もできましたし、岡本さんにはすごく感謝をしてます。ホントはお会いしてお伝えしたかったのですが、いらっしゃらなかったので、いつか、お会いできた時に自分の口でいいたいです」

 ――今週の大王製紙エリエールレディースにはエントリーをしていましたが、欠場は不適切発言が明らかになった後は最初から欠場すると決めていた。

 「そうですね。自分自身、ゴルフに対する思いがまずは消えていたので、それと、まず、処分が下って最初に主催者、延田グループの皆様やコースにお詫びをしてから皆様にと思いまして。ゴルフのことはまだ、今は考えてなかったです」

 ――今後のことで決まっていることはありますか。

 「まだ、何をするとかは決まっていませんが、まずはホントに今回、ご迷惑をお掛けしてしまったスポンサーさんや言葉を掛けていただいた方の元に行って再度、お詫びをするとともに、一人でいる時間が多いと思うので、今後、もっと見つめ直して、どうしていくかを考えていきたいと思います。これからは今まで自分のためにやってきたことですが、今後はゴルフ界やジュニアゴルファーのことを思いながら、今、何ができるかは分かりませんが、やっていきたいと思います」

 ――JLPGAのセミナーには。

 「はい。(12月9日からの)新人セミナーに行きます」

 ――今、ゴルフは。

 「練習はしてないです」

 ――シーズン終了後のプロゴルファーとしての仕事は。

 「それも自粛させていただきます」

 ――背中を押してくれた方がいたということですが、心に残っている言葉はありますか。

 「古閑美保さんからは“これから強く、優しい人間になりなさい”と言ってもらえたし、大山(志保)さんからはいつも連絡をいただいて“大丈夫”って声を掛けていただいて“待ってるよ”って言っていただけたので」

 ――年内は活動自粛ということですが、来シーズンの開幕に向けては。

 「しっかり気持ちが前向きに100パーセントの気持ちで挑めたら(開幕戦に)行きます」


 <不適切発言の経緯>マスターズGCレディース初日の10月24日、スタート前のストレッチのために浴室を訪れた笠がタオルの有無をめぐってコース関係者と口論となり、暴言ととれる不適切発言を行った。笠のマネジメント事務所によると、笠はその日の内に大会を主催する延田グループの延田久弐生代表取締役会長、コース関係者に不適切発言について直接謝罪。伊藤園レディース開催中に日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の厳重注意処分が下った後の11月17日に再度、延田グループ、マスターズゴルフ倶楽部を訪問し、延田会長、コース関係者には直接会って再度謝罪。その際「来年も大会に出場してください」との言葉を掛けられたという。

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