南アの“ポケット・ロケット”コルビ、Wフェラーリに負けない!

[ 2019年10月17日 05:30 ]

ラグビーW杯準々決勝   日本―南アフリカ ( 2019年10月20日    味スタ )

1メートル70の南アフリカ・コルビ(左)は練習前に2メートル3のエツベスとじゃれ合う(撮影・中出健太郎)
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 Wフェラーリも所詮(しょせん)は車。“ポケット・ロケット”にはスピードも跳躍力もかなうまい。1次リーグでは足首を痛め、2試合の出場にとどまった南アフリカのWTBチェスリン・コルビ(25)は「足首の調子はいい。チームが治療でサポートしてくれた」と謝意を表し、全快を宣言してみせた。

 1メートル70、74キロは福岡(1メートル75、83キロ)、松島(1メートル78、88キロ)よりも小さくて軽い。だがその身体能力は半端ない。W杯直前の9月6日の対戦では前半7分に1本目のトライを奪うと、後半33分にはSO田村のパスをインターセプトし、約90メートルの独走トライ。「ボールを持つことが好き。ハイボール処理、ラン、全てにおいて高いパフォーマンスをすることが僕の仕事」と自信ありげに語った。

 Wフェラーリとは今年9月以外にも顔を合わせたことがある。福岡とは16年リオ五輪の7人制ラグビー3位決定戦で対戦。「速くて爆発的」と評価したが、試合は自身もダメ押しトライを挙げ、54―14で圧勝。見事銅メダルを獲得した。松島とは、松島が南アフリカ留学時代の12年に対戦し、「自由なランがある」。チームとしては15年W杯で敗れた苦い記憶があるものの、「もう4年もたっているし、全く新しい挑戦」と意に介していない。当時はまだ、15人制代表に選ばれていなかったコルビにとって、苦手意識は全くない。

 遠縁に陸上男子400メートル世界記録保持者でリオ五輪金メダリストのバンニーキルクがいる。同じトップアスリートとして刺激し合う仲でもある。次は自分の番。日本戦は通過点にすぎない。

 ◆チェスリン・コルビ 1993年10月28日生まれ、南アフリカ出身の25歳。ウエスタン・プロビンスでユース時代から頭角を現し、13年にはスーパーラグビーのストーマーズと契約。7人制では12年に初代表入りし、16年リオ五輪では銅メダル獲得に貢献。翌17年にフランスプロリーグのトゥールーズへ移籍し、18年に15人制代表に初選出された。今大会はここまで出場2試合(先発)で2トライ。ポジションはFB/WTB。

 《日本のWタックル警戒》昨年までリコーでプレーしたロックのモスタートは、日本のダブルタックルを警戒した。9月の対戦時も先発しており、「低く入る選手とボールを止めにくる選手がいる」と印象を披露。日本のトップリーグについても「スーパーラグビーの方が少しスピードとフィジカルはあるが、あまり差がないレベル」と話し、油断なく対策している様子をうかがわせた。

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