川内優輝「組織委員会に非がある」東京五輪マラソン札幌開催案

[ 2019年10月17日 15:48 ]

川内優輝
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 20年東京五輪の男女マラソンと競歩のコースについて、国際オリンピック委員会(IOC)が札幌開催を検討していることについて、男子マラソンの川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)が言及した。

 夏の東京が厳しい環境になることを考慮し、「札幌になれば多くのアスリートにとっていい決定と思います」とコメント。その上で「東京五輪を目指して何年もかけて真剣に準備と対策をしてきた、日本など一部の選手ほど無駄な時間や無駄な夏を費やしたことになるのは皮肉ですね」と話した。

 昨年、暑さ対策として日本でサマータイムの導入が検討されたこともあった。「サマータイムという社会を巻き込む無茶苦茶な議論の時に、IOCに開催地変更を提案しなかった組織委員会に非があると、私は思います」と持論を展開した。

 川内は出場しなかったものの、9月15日には東京のコースと暑さを想定して代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が行われた。「今、開催地を変更されても、五輪までにもう夏はありません。せめて春先の変更なら、今年の夏があった。アスリートや関係者も今年の夏を無駄にせずに済んだのに…」と話した。

 組織委員会とIOCは30日からの調整委員会で、札幌開催について話し合う。「いずれにしても早く決定してくれれば、ほとんどみんな“プロアスリート”ですから決定に従って準備をすると思います」と早期の決着を望んだ。

 MGCでは男子が中村匠吾(富士通)、服部勇馬(トヨタ自動車)、女子が前田穂南(天満屋)、鈴木亜由子(日本郵政グループ)が代表に決定。来年3月までの国内大会で男子は2時間5分49秒、女子は2時間22分22秒を突破した最上位選手が3人目の代表になるが、記録突破者がいない場合は大迫傑(ナイキ)と小原怜(天満屋)が代表となる。

 川内は世界選手権で29位。自己ベストが2時間8分14秒で大幅な記録更新が必要のため、東京五輪出場の可能性は「1%未満」と話している。

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