徳永 頂点まで「ONE TEAM」 北出、木津らと出場0でも“世界一”のサポート

[ 2019年10月16日 05:30 ]

ラグビーW杯準々決勝   日本―南アフリカ ( 2019年10月20日    味スタ )

肩に手を置き会見場を後にする(左から)北出、木津、徳永(撮影・久冨木 修)
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 歴代最強のジャパンには、名脇役たちがいる。15日、会見場に現れたのはフランカー徳永祥尭(27=東芝)、フッカー北出卓也(27=サントリー)、プロップ木津悠輔(23=トヨタ自動車)。全員が1次リーグ4試合で出場機会のないFWのノンメンバーだ。選手への給水役「ウオーター・ボーイ」を務める徳永は「ノンメンバー全員が相手チームを分析してサポートしている。チームから認められている感じがあって、うれしい」と語る。

 最高の練習が、ジャパンを支える。週末の試合に向け、週初めに出場メンバーが内々に発表。徳永は「へこんで、気分が上がらない」と振り返る。だが、その夜からノンメンバーの戦いがスタート。長谷川コーチから相手チームのスクラム、ラインアウトの映像が渡され、相手チームを丸裸にする。表に書き出し、誰がどう動くか。翌日の練習までに敵の特長を“完コピ”し、主力組にぶつかる。

 「意識するのは練習で試合以上のプレッシャーをかけること」と北出。スクラム練習では主力8人に対し、10人で相対する。押し負けたら恥。真剣勝負の連続がジャパンのスクラムを研磨していく。木津の対面となる稲垣は言う。「(相手として)最近、一番きついのは木津だ」と。若手がフルパワーで挑むぶつかり稽古が、これ以上ない予行演習になっている。

 強固なセットピースを支えるノンメンバーは、堀江、稲垣に食事やお茶に誘われることもある。徳永はコーヒーを飲みながら言われた2人からの言葉が忘れられない。「お前、しっかり頑張っているよ」「勝つためにはサポートが大事…」。互いの役割を尊重し合える関係性が、結束をさらに強めている。

 南アフリカ戦のメンバー発表は18日。運命の一戦のグラウンドに誰が立とうが、全31人で「ONE TEAM」だ。桜の戦士たちは、最高の準備を進めていく。

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