ラグビー日本 視聴率も歴史的!初8強決定が瞬間最高53・7% 20日南ア戦は“国民的行事”

[ 2019年10月16日 05:30 ]

ラグビーW杯2019

13日、スコットランドを下し大喜びの日本代表(撮影・篠原岳夫)
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 ラグビーW杯で日本代表が視聴率でも歴史を刻む。日本テレビが13日に生中継し、8強進出を決めた「日本―スコットランド戦」の平均視聴率が39・2%を記録したことが15日、分かった。これはスポーツ番組だけでなく、今年放送された全番組トップ。20日の準々決勝・南アフリカ戦は、NHKが「いだてん」の放送を急きょ取りやめる“スクランブル態勢”で生中継。狙うは50%超えだ。 日程&結果

 どんなに押し込まれても揺らがぬ男たちが、視聴者の目を引きつけて離さなかった。

 一時は“安全圏”の21点差をつけながら、7点差まで追い上げられるシビれる展開。攻められっぱなしの残り21分。スコットランドの猛攻を耐え切り、FB山中亮平(31)がタッチライン外に大きくボールを蹴り出して勝利が決まった午後9時41分に瞬間最高視聴率の53・7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。

 平均視聴率は今年放送された全番組で1位の39・2%。これまでスポーツコンテンツの中で、サッカーや野球、ボクシングなどに水をあけられていたラグビー。放送関係者は「スポーツ番組は、日本代表が世界で互角に戦えると分かると、視聴率が伸びる」と分析する。

 2000年以降のスポーツ番組で視聴率上位を独占するサッカーも、長く“主役”だった野球を上回ったのは、W杯初出場した1998年フランス大会。2002年日韓大会のロシア戦ではスポーツ中継史上最高の66・1%を記録している。

 同志社女子大学メディア創造学科の影山貴彦教授は「当時のサッカーと今のラグビーを、視聴者に親しまれてきた度合いや期間を考えれば、39・2%は凄い。テレビを見る人が減ったことも考慮すれば、サッカー最高の66・1%に匹敵する」と評価する。

 熱血ラグビードラマ「スクール☆ウォーズ」に代表される1970~80年代のブームにハマった50代以上は視聴率をけん引する“ボリュームゾーン”。この年代が若年層を巻き込み、視聴率を底上げしているとの見方もある。ラグビーは2015年のW杯イングランド大会を経て、今大会で視聴率の取れるコンテンツへと成長した。

 20日の準々決勝「日本―南アフリカ戦」で狙うは50%超えだ。放映権を持つNHKは、スコットランド戦の裏番組だった13日の「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)」が3・7%で、大河ドラマ史上最低視聴率を記録。BS1で生中継予定だった南アフリカ戦を地上波で放送する“スクランブル態勢”の構えだ。

 15年大会で「ブライトンの奇跡」と呼ばれた南ア戦は、深夜だったこともあり視聴率4・9%。次戦は勝っても決して「奇跡」ではないが歴史的な視聴率となる可能性もある。日本代表主将リーチ・マイケル(31)は「全試合勝つ」と宣言。勝ち星とともに、視聴率がどこまで伸びるか注目だ。

 ▽プロ野球の視聴率 巨人・長嶋監督が「国民的行事」と称した94年10月8日の中日―巨人戦(ナゴヤ)で記録した平均視聴率48・8%はプロ野球中継史上最高。瞬間最高で67%を記録した。また、国際大会では、日本が初優勝した06年WBC決勝、キューバ戦の平均視聴率は43・4%。日本時間で平日午前開始の試合だったが、王貞治監督が胴上げされた瞬間の視聴率は56%にはね上がった。

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