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日本 準優勝 米国に惜敗も上野好投「満足しています」

[ 2019年9月2日 05:30 ]

ソフトボール 2019ジャパンカップ最終日 ( 2019年9月1日    高崎市ソフトボール場 )

7回に2番手で登板し無失点に抑える上野(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 日本は決勝で米国に2―3で敗れ、準優勝に終わった。ライバルに今大会2連敗となったが、エース上野由岐子投手(37=ビックカメラ高崎)が顎の骨折後、初の米国戦で1回1安打無失点。先発した左腕・尾崎望良投手(30=太陽誘電)は緩急を生かし、6回3失点と粘りの投球を披露し、投手陣に明るい材料ができた。

 上野はこの3日間で、階段を1段ずつ上がった。初日は1回、2日目は2回を投げ、最終日は最大のライバル、米国打線を体感した。最終回にマウンドへ。安打と四球で1死一、二塁のピンチを招いたものの、後続を危なげなく打ち取った。4月に打球を顎に受けて骨折。復帰大会をスムーズに終えた。

 「満足はしてます。納得はしてないけど。初日が30点だったので、1日10点ずつで、今日は50点かな」

 決勝のチケットは完売し、観衆2500人が入った。試合後はサイン攻め。ゴルフの全英女子オープンを制した渋野日向子も憧れる存在は、今もソフトボール界のアイコンであり続ける。

 先発の左腕・尾崎は初回に3ランを浴びたものの捕手が清原に代わって変身。得意のチェンジアップを軸にして強打を封じた。宇津木監督は「上野、藤田に続く一人」と代表入りを示唆した。優勝は逃したもののエース復帰とサウスポーの台頭という2つの収穫を手にした。

 《宇津木妙子総括 左腕・尾崎にメド立った》米国に惜敗したが、決勝の日本は一定の手応えがあったと思う。特に先発した尾崎。初回こそ不安定だったが、その後はランナーを出しながらも粘りのピッチングが光った。配球次第で世界最強打線を抑えることができることが分かったのではないか。日本にとっても、左腕は欲しかったピース。使えるメドが立ったのは大きい。

 攻撃に関しては米国のアボット、オスターマンという左腕二枚看板を右打者がどう打っていくか。この日はアボットに喫した三振は2つだけと少なく、芯で捉えた当たりも何本かあった。左打者の山田は膝元に落ちてくるボールさえうまくさばければもっと対応できるようになる。

 復帰した上野は、はっきり言えば出来過ぎだった。球速や変化球の切れに衰えはない。あとは打者との駆け引き、ゲーム勘のようなものが戻ればいい。(NPO法人ソフトボール・ドリーム理事長、元日本代表監督)
 

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