12秒97 100M障害 寺田明日香が日本新 五輪目指し「ママでも進化 伝えたかった」

[ 2019年9月2日 05:30 ]

女子100メートル障害で12秒97の日本新をマークし笑顔を見せる寺田明日香
Photo By 共同

 陸上の世界選手権(27日開幕、ドーハ)の参加標準記録突破を目指す記録会「富士北麓ワールドトライアル2019」が1日、山梨県富士北麓公園陸上競技場で行われ、女子100メートル障害で寺田明日香(29=パソナグループ)が日本記録を0秒03更新する12秒97(追い風1・2メートル)をマークし、参加標準記録を突破した。男子100メートル決勝は多田修平(23=住友電工)が10秒15(追い風1・0メートル)で1着だった。

 ママさんハードラーが、日本人初の12秒台に突入した。ゴール後にはスタンドで観戦していた長女・果緒ちゃんと夫の佐藤峻一さんに真っ先に報告。「娘も喜んでくれた。(日本新記録を)家族で喜びたい」と感謝した。

 記録更新の予感はあった。先月、福井で行われた記録会で日本タイ記録となる13秒00をマーク。世界選手権の派遣標準記録まであと0秒02に迫っていた。この日の会場は、標高約1000メートルで空気抵抗が小さいという好条件。「ラストチャンスと思っていた」と意気込んで臨んだ試合で、19年ぶりの日本記録更新につなげた。

 日本選手権を3度優勝した実力者は13年に現役を引退し、16年秋には7人制ラグビーに転向。結婚、出産を経て今年陸上界に復帰し、地元開催の五輪出場を目標に好記録を連発している。「復帰することで、ママでも進化できることを伝えたかった」と母親の自負を胸に成長を続けている。 

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